憧れ…からでした ① (ページ39)

今日:33 hit、昨日:11 hit、合計:93,405 hit

☆慰め？ページ39

．

．
『何やってんだ？一人で花火大会行ったのかよ！？』

バカにしたように、ジョンインが声をかけてきた。

「違うわ！帰りだけ一人なの。ちゃんとミンソク先輩と一緒に行きましたから～！」
「そんなこと言って、ジョンインだって一人でじゃないかー！」

『オレも帰り道が誰も一緒なヤツ居なくて一人なだけだし。』

「なんかさ、楽しい事の帰り道が一人ぼっちだと、余計に寂しく感じるよね…」

『どうした？ミンソク先輩に振られたんか？で、泣きながら帰るって？』

「え？泣いてないし！なんでよ！ってか振られてもいないし！」

「靴擦れ？下駄の鼻緒ずれ？が痛いだけ！」

『そういう時って、女の子は絆創膏とか持ってて…じゃないのか？あ、お前がそんな女の子っぽい事しないか。』

確かに…普通の女の子ならポーチから絆創膏だすわな。私の女子力はどこに行っちゃったんだろうねー

「やっぱりもう少し、ふわふわな髪の毛とかムチムチボディとか、手足がシュッとかした小柄な子に、上目遣いにで…

ジョンインくん～ (はぁと)

って言われたら、男はイチコロだよね？？ね？
どうなの！？」

『なんだよ、それ？誰のこと？ミンソク先輩をその女にとられた。って事？』

「違うけど…違わない。そんな感じ。」

今日の流れをさらっと話すと、ジョンインは
呆れたように言った。

『簡単な話だろ？
可愛いくてセクシーな先輩はミンソク先輩の事が好きだけど、ミンソク先輩は、その女には冷たく接してくれた。なのに勝手に負けた気になって卑屈になったお前は、いたたまれなくなって逃げてきた。って事か。』

「うん。なんか。当たってる気はするけど…他人に言われるとキツイね。」

『たんに、逃げただけだな。』

「だってさ、ムチムチ先輩の押しがすごいんだよ？ミンソク先輩も押されたら落ちちゃうかも。。。」

『じゃ、お前もそれ以上に押せば？』

「そこまで自信過剰じゃない。」

『男がみんなムチムチとかブリブリのカワイコちゃんが好きかどうか分からんぞ？それぞれ好みがあるもんだ。』

「女の子らしくなくても？可愛くなくても？年下でも？？」

『だから、それぞれ好みがあるだろ？』

「ミンソク先輩はどんなのが好みなんだろう」

．

．