憧れ…からでした ① (ページ36)

今日:19 hit、昨日:11 hit、合計:93,391 hit

☆期待ページ36

．

．

『Aちゃんは、俺のことをお兄ちゃんみたいに思ってるの？ただの先輩って感じなの？
それとも、ちゃんと男の人として見てくれてるの？』

え！？先輩に言われるなんて。

「そんなこと！
私が先輩に聞きたかった事ですよ！私は？私は妹なんですか！？ただの後輩？」

「私は、ミンソク先輩の事をただの先輩とも、お兄ちゃんだとも思っていません！素敵な男の人だと思ってます。
こうして一緒に花火見てくれたり…コーヒー飲みに行ってくれたり、勉強教えてくれたり…本当に嬉しくて楽しくて
でも、ちょっとした事で、苦しくもなってしまったりするんです。。。』

ちょっと感情的になってしまい、早口になる。

「先輩、私妹じゃないです！ミンソク先輩の事…『Aちゃん！！』

『Aちゃん、俺、妹がいるって言ったよね。妹はもちろん可愛い。でも、Aちゃんの事…』

[おーい！ミンソクー！！]

えぇーーー！？
嘘でしょう？
なんで？なんで今なの？

ちゃんと最後まで聞きたい。
二人でちゃんと話したかったのに！！

ベク先輩は、ごめん。ゴメンって申し訳なさそうにしてくれてるけど…

もうダメだ。なんか、私
ダメだ。帰りたい。

なんで、ミンソク先輩はあんな事聞くの？
私に何を言いたかったの？

なんでムチムチ先輩はこんなにしつこいの！
もう、色んな気持ちがぐちゃぐちゃだ。

帰りたい。
ここに居たくない。

[やっぱりここだったんだ～！花火終わったよ～帰りはミンソク送ってってよー！いいでしょー？]

絶対にミンソク先輩は渡さない。
そう言われているようだ。

なんて
すごいタイミングで見つけられたんだ。

ムチムチ先輩には勝てないのだろうか…
．

．