憧れ…からでした ① (ページ35)

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☆胸が鳴るページ35

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ドンッドンッ
ドキンドキン
ドキドキドキドキ

花火が終わっても、ドキドキがおさまらない。

ミンソク先輩も何も言わずに、少しだけ難しい顔をして何か考えてるのかな？
しばらくじーっと二人で座っていた。

ドキドキが止まらない私は、なんだか苦しくて
何か話さなきゃ…と

「花火、終わっ…」『Aちゃん、』
あ、かぶった。

「はい？」
『ごめん、かぶっちゃったね』

ふふふっと二人で見つめながら笑う。
良かった、いつもと同じかわいい笑顔だ。

『今日は、一緒に花火見れて良かった。楽しかったよ。』

｢私こそ！本当にありがとうございました。ミンソク先輩と一緒にお祭りや、花火が見られるなんて、この夏一番の思い出になりましたよ！｣

『そう言ってもらえると嬉しいな。
あのさ、卒業まであっという間かもしれないけど…もっと思い出作りたいな。一緒に。』

「？？私と、ですか？もちろん！！もちろんじゃないですか！こちらこそ、お願いします！
でも、いいいんですか？私で。」

『Aちゃん、俺…』

なに？
なんだか真剣な眼差しで、緊張した感じでいつもと違うミンソク先輩。

何この感じ。

もしかして、もしかしたら！
ミンソク先輩…まさか、まさか！？

私、自意識過剰ですか？
自信過剰ですか？期待し過ぎですかー！？

さらに胸が大きく鳴ってきた

ドキドキ…ドキドキ………
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