憧れ…からでした ① (ページ27)

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☆欲張りにページ27

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準備バッチリ！と思ったらタイミング良くミンソク先輩からの『もうすぐ迎えに行くね。』のメッセージが。

お母さんにユキとの写真を撮ってもらい、
ユキにお礼を言い、花火会場で会えたらねー！と、玄関先まで送り、家に戻る。

が、
ソワソワ…落ち着かず。
やっぱり玄関前で待ってよう。そろそろ着くかもしれないし！

待ちきれずに、外で待っていたらミンソク先輩に怒られちゃった。
でも、『かわいい』がもらえたから、怒られても全然大丈夫。

かわいい…嬉しい。けど、
『綺麗だね』は頂けないのでしょうかー！？

かわいいでも、もらえたからイイんだけどさ、いつかは綺麗だね。がもらえるようになりたいな。
でもって、そのうち、セクシー？って言われたり…は無いか。

はぁー
セクシーとは無縁な私。

まぁまだいいかな。
と思いつつもいつもミンソク先輩にくっついているムチムチ先輩の事が頭に浮かび、やっぱりキー！って思いながらもちょぴりヘコむのだ。

それでも、こうして花火大会に一緒に行けるだけで幸せ。うん。

同じ学年で同じクラスだったら、もっともっと良かったけどさ。

やっぱり、もっとミンソク先輩に近づきたい。
ミンソク先輩の好みのタイプの女の子になりたい。
どんどん欲深くなる。

ミンソク先輩が、他の女の子と話したり触れたり…
そんな事もイヤ。
独り占めしたい。

どんどん、どんどん好きが大きくなって
嫉妬心や独占欲も出てくる。

なんだか自分の嫌なところも見えてきた。

恋するってこういう事なの？

嬉しい、楽しいをミンソク先輩にたくさん貰えてるのに…

イヤイヤ、ムズムズ、モヤモヤ
私は、自分の中の黒い部分にも気づいた。

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