憧れ…からでした ① (ページ26)

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☆作戦ページ26

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お母さんに浴衣を着付けてもらい、ユキと髪の毛のセットをやり合って、アップスタイルにしてもらう。
さすがユキ！美容師目指すだけある！かわいい髪型にしてもらった。

『かわいい！かわいい！これならミンソク先輩もAの事を…！？』

ユキがニヤニヤしてる。

「妹。って思わないかな？ちゃんと一人の女の子って見てくれるかな？？」

『うん、うん、ちゃんと色気もあるから大丈夫だって！うなじ効果。浴衣効果。』

色気出てくれてれば良いけどな。
いつまでも妹みたいに思われるのはイヤ。
ちゃんと、隣にいてもおかしくない、ミンソク先輩に似合う女の子になりたい。

妹扱いされているのは分かっている。
優しいミンソク先輩は、妹さんと私を重ねて心配したり、お世話してくれてるんだろう。

嬉しい。もちろん、それも嬉しい。
でも…
もう欲張りになった私には、お兄ちゃんはイヤ！
ミンソク先輩には、私を女として、彼女候補として見てほしい！

そう。少しは私も色気というものも欲しいのですよ。
妹。なんて思って欲しくない。

あいにく浴衣の似合う薄めの胸だから…
少しでも色気度を上げようとうなじを見せよう作戦になったけども…

今日は、ミンソク先輩からの『綺麗だね』なんて言葉が引き出せたら。成功なんだけどな。

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