憧れ…からでした ① (ページ21)

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★夏休みページ21

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夏休み…
何度もAちゃんに連絡する。
喫茶店の勉強デートに誘う。

遠慮しながらも喜ぶAちゃん、もう黙っていられない。

『実は、大学なんだけどさ、推薦もらえるからほぼ決まってるんだよね。』

「えー！そうだったんですか！？おめでとうございます。は…まだ早いのかな？
あ、だからこんなによく誘ってくれたんですね！？心配しましたよ～」

『ごめん。ちょっと心配してもらいたかったのかも。嬉しかった。』

「ひどい！いつも心配だし、いつもミンソク先輩の事ばかり考えてますよ！当たり前じゃないですか。」

なんて事を言うんだろうかこの子は。
たまに思うけど、俺の事、実は好きでもなんでもないんじゃないのかな？

あまりにもストレート過ぎな発言に照れてもいいのか？って不安になるくらいだ。

まぁ嬉しいけど。

ただのファンですよ。って言われてるようで微妙な気持ちにもなる。

もうちょっとロマンチックっていうのかな？親しい？関係にはなれないものだろうか？

結構、俺なりのアピールもしてるつもりなのに、なかなか鈍感な感じだし。

俺もそろそろプライドとかカッコつけはやめて、素直にぶつかっていこうかな。

Aちゃんを前にすると、カッコイイミンソク先輩でいようとする、俺も悪いのかも。

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