憧れ…からでした ① (ページ17)

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☆兄目線かページ17

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PCルームに行くと、ミンソク先輩が居て
『早かったねー？』
と、素敵な笑顔を見ることが出来た。

二人で学校で密会…キャー！
もう今日は舞い上がる事ばかり。

少しだけ、今日のユキとの事とか、気分は大丈夫。とか報告など、他愛ない話をしてると、ミンソク先輩が切り出した。

『アイツ。圭には殴ったことを謝るついでに、忠告して来たから。』

「え？K先輩の所に行ったんですか？」

『うん、朝ね。少しだけ傷とか腫れとか痣もあったかも…だけど元気そうだったし。俺見てビビってたから、もう大丈夫だとは思うんだよね。
でも、部活は辞めてもらった。Aちゃんには近づがないようにも言ってある。』

「ありがとうございます。」
朝の用事ってコレだったんだ。
わざわざ、言ってくれたんだ。

「本当にミンソク先輩にはたくさん助けてもらって…ありがとうございます！」

『いつかは、顔見て謝って貰えるくらいになるといいね。まだアイツの顔なんか見れないだろうし。』

「ですね…出来るだけ近づきたくないかもしれません。」
でも、ミンソク先輩のおかげでそんなに大きな傷にはなってないんですよ？
こんな風にミンソク先輩と仲良くなれたわけだから。

きっと私は大丈夫。
忘れられます。

「なんか、ミンソク先輩にはたくさんお世話になりすぎて、お返しに何かしたいんですけど！何がいいですか？ご飯食べに行きましょ？ダメですか？」

『そんな事、要らないって、当たり前のことをしただけだし。ん～お世話は焼いてるのは確かかな。Aちゃん、意外となんていうか心配だしね。』

「すみません…」

『うそ、うそ！俺、ほら妹いるからかなーやっぱりあんな事する奴は許せないし、兄貴ヅラしたいだけなんだよ？Aちゃんは、気にしないで良いんだよ。』

とても優しい目でそう言ってくれたミンソク先輩。

やっぱり…
私は妹扱いなんだ。
妹さんのこと大好きなんだろうな。
そっか。シスコンなのかな。
羨まし。

ガッカリしたような、妹みたいに優しくされるのも嬉しいような、複雑な心境。

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