隣のひとでした…② (ページ8)

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☆ロウソクにページ8

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『アホか、何言ってんだよ。だんだん高いモノになるんじゃね？』

「ふふっ来年も〝おめでとう〟って言ってくれればイイよ！今日こうやって、顔見て言ってくれたのが一番嬉しかったよ。ありがとね。」

来年の今日
また、ジョンインに〝おめでとう〟って
言ってもらえますように。

今日は、ケーキのロウソクを吹き消しながらお願いしようっと。

『Aー！？』

あ、やばい、お母さんだ。
夕飯の支度手伝わなきゃ！

「はーい！今行く。」

『あ、ごめん、遅い時間なのに。』

「うんん、ありがとね。本当に嬉しかった！
夕飯の時間だ。ケーキ食べなきゃ。」

『あははっ、飯が先だろ！』

「ジョンインも、お腹すいてるでしょ？ごめんね、わざわざ、ありがと！」

『Aー？』

ガチャっと、玄関からお母さんが顔を出した。

『あら？お友達来てたの？』

「あ、いや、その、えっと。」

あわあわアワアワ…
明らかに動揺する私。
だって、この状況をどう説明する？
お友達。でいいの？

『あ、こんばんは。遅い時間にすみません。僕、キム･ジョンインと言います。
Aさんにお祝いが言いたくて。』

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