隣のひとでした…② (ページ31)

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＊！？ページ31

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優しく。
ただ、そぅっと

触れただけのキス。

包まれた頬は暖かかったけど、
少しだけ触れた唇は、冷たかったような記憶。

離れていくジョンインの顔を見る私の顔は酷かったに違いない。

たぶん…びっくりし過ぎて
一度も目、閉じてない。

いい加減、目が痛くなった。

その時、ジョンインの腕が肩にまわり！？包まれ、抱きしめられる！？

と思ったら…ずらしていたコートとショールを
直された。

暖かいけど…
ちょっと期待してしまったのが恥ずかしい。

って、いやいや！
さっき、キスしなかった？
ジョンイン、私にキスしたよね！？

「あの、ジョンイン…？」

たぶん、真っ赤な顔も耳も寒さだけのせいじゃないよね？

マフラーに顔をうずめ、目をそらし下を向いた。

『ごめん。その、なんていうか、Aが可愛いくて。つい、その…』

『ごめん。俺…』

可愛い、かわいい？私が、可愛いの？
今、そう言った？
ジョンインの方が断然可愛いんだけど！

やっぱり、今、ジョンインが私にキスしたよね！？可愛いって言ったよね！？

クリスマスの奇跡なのか？
プレゼントなのか？

素敵過ぎた。

私、ジョンインが好き！すきだ！
もう、ジョンインのせいで気持ちが溢れ出す。

誕生日まで、待てない。
大好き！
この気持ちを伝えよう。

ジョンインのキスの意味は？
知りたい。
聞きたい。

なんで、キスしてくれたの！？

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