隣のひとでした…② (ページ15)

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★温めるページ15

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だいぶ寒くなってくると、手を繋いだり
スキンシップも、慣れたのか？
寒がりなAは、温かさを求めてなのか？緊張も薄れたようで、自然に俺にくっついて来るようになった。

リハビリという名のスキンシップは、徐々に俺をドキドキから、モヤモヤな気持ちに変えさせた。

こんなに近くにいられるのに。
こんなに触れていられるのに。
その先に進めないもどかしさ。

俺を見上げてほほ笑む、頬に触れ

『ほっぺた、冷たい。』

と言うと、みるみる赤く熱くなる。

「おかげで、温かくなった！！」
と、うつむくAに少し嬉しくなり期待したり

ぎゅーっと抱きしめて

『これがもっと温まるだろ？』

なんて言うと

「ちょ、ちょっと、ジョンイン！恥ずかしいって！」

と、あたふたして胸を押し返す。
かわいいな。なんで思いながらも、やっぱりまだ怖いのか？と気になる。

『いやだった？まだ怖いとか？ダメ？』

「いや、ジョンインは怖くはないけど。その、ほら、やっぱり恥ずかしいし…」

と、真っ赤になるのは、やっぱり嬉しくなるだけで…

もっともっと A に触れたくなるし、もっと先に。という欲が大きくなるだけだった。

冬の寒さのせいにして…
温めてあげる。と言う口実で
たくさんギュッとしてやった。

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