隣のひとでした…① (ページ27)

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☆試しにページ27

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付き合ってるフリの始まったあの日から、お昼も一緒に食べていた私達。

ジョンインの『奢れよ』は、私と一緒に居てくれる口実だったみたい。

学食で「何食べる？」って聞いてもジュースって言ったり、お弁当かパンを買ってこようか？と聞くと、『手作り弁当くれるの？』などなど…

結局はジュースやアイスくらいしかお礼をしたことがなかった。

やっぱり優しいヤツなのかも。

最近は、テミン君とアキと一緒だったり
ユキや他の友達とか、数人とお昼ご飯を食べていたが、ある日ジョンインと二人で食べることになった。

「あのさ。ちょっとお願いしたい事があるんだけど…」

『なんだよ？勉強か？教える？』

「違うわ！私、ジョンインに教わるほど勉強出来てないの！？」

『数学とか、絶対に俺の方が出来るだろ？』

「ん。ん…数学は、はい。教えてください。」

「じゃなくてさ！真剣な話。
ジョンインだってさー私を使って女の子達を避けてるでしょー？だからさー私の願いも聞いてほしいなーって」

『何をねだられるんだ？なんか喋り方おかしい！怪しい、気持ち悪！』

「ちょっと…私を触ってみて欲しいの。」

『はぁ！？』

「手とか、肩とかでイイんだけど…頭ポンポンとか？」

なんか、言ってて恥ずかしいかも。。。
言わなきゃ良かったかも。

『あ～そか。』

「リハビリ的な感じ？っていうのかな？」

『うん、分かる。俺、近すぎた？』

「違う、ちがう！ジョンインは大丈夫っ…」

「あの、やっぱり、男の人が近づいたり触られるとまだ怖いの。気持ち悪い。あの可愛いテミン君ですらダメみたいで。。。
でも、ジョンインなら隣に居ても大丈夫だし、怖いと思わないの、だから、少しづつでも男の人に慣れる事が出来たらな。って思って、さ。」

「ジョンインだったら触ってもらえたら、少しづつでも大丈夫なんじゃないかな。と思って…」

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