隣のひとでした…① (ページ14)

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☆初．恋人ページ14

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「ね、ところで。彼女になるってどうすりゃいいのよ？？」

私、彼氏なんていた事ないし。
カップルさんたちはどんなんだっけ？
学校でもイチャついてるの？

気にした事もなかったや。

『知らねーよ、とにかく学校では一緒に居ればいいんじゃないの？で、K先輩がいたら大げさにイチャつくとか？』

ちょっとニヤリとする、ジョンイン。

やだ、カッコイイ。セクシーなニヤリ顔。

じゃなくて、そんな事をしてもいいのかな？
出来るのかな？ジョンインに…イチャイチャ

って、うわ！考えたら無理です。恥ずかし過ぎじゃない！？そんな事。

なんだか急にたいへんな事をやろうとしてる事に気づいてしまった。
ジョンインを彼氏だと思って仲良くするって、少し、いや結構照れちゃうよ、私。

想像したら顔が熱くなった。。。
要らぬ妄想をしてしまうじゃないかー！

そんな赤い顔のわたしの隣で、ジョンインがもっと赤い顔で(耳まで真っ赤)チラッチラッと私を見てたのは、気づかなかった。

「初心者ですみません…」
なんか、申し訳なくなった。

『お前、今まで彼氏いたこと無いの？』

「うん、無いですけど悪い？」
ちょっとカチンときたかも。またいつもの意地悪ジョンインに、からかわれちゃう？

『じゃ、お互いに初の恋人だわ。ニセの、だけどな。』

え？そうなの？

「ジョンイン、今まで付き合った事無いの？一度も？あんなにモテモテだったのに？今もだけど。嘘でしょ！？」

そう言われてみたら今までジョンインの彼女の話一度も聞いたことなかった。

『無いですけど？悪い？』

ふふふ。
なんだか嬉しかった。

ニセモノの彼氏、彼女だけど、お互いが初めてなら同じ条件だもんね。

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