はじまり…は (ページ26)

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☆アピールページ26

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『そうそう、こいつ見た目に騙されちゃあダメですよ。全然大人しくないし、うるさくてガキでバカでめんどくさい感じのヤツなんですよ。ミンソク先輩、気をつけてください。』

と！？
なんで、そんなマイナス面を暴露するの？
すっごい邪魔してくれてんじゃないの？
ジョンイン、応援してくれるんじゃないんかーい！？

「と、いうキャラをあえてジョンイン君の前では演じています。」
「なぜなら、彼が子どもみたいなアホなめんどくさいヤツだからです。」

と、言ってやった。

「なので、もちろんミンソク先輩の前だと、大人しくて優しいミンソク先輩に合った可愛らしい女性になりきりますから！！」

『あはは！なりきるのか！本物のAちゃんはいったいどんな感じなんだ？』

「それは秘密です。でもミンソク先輩なら教えてもいいです！もっとたくさんデートしてくれますか？じわじわ出しますよ？どうですか？」

どさくさに紛れて、めちゃくちゃアピールしてみた。

『面白そうだね、少しづつ本性を暴けるのか～』

乗り気か？
押せば、デートしてくれそうだぞ？
うそ、社交辞令かな？
も～ぅでも嬉しい。

やっぱりジョンイン様サマ！な感じかな。

楽しくて、少しづつでもアピールする事も出来て、なんとなくコーヒーも飲めるようになって(？)

次の約束をした(気分にな)り、ランチ後は、管弦楽のコンサートへ。

よく分からないけど、やっぱり生の演奏は素敵で、どこかで聞いたことあるな。っていう有名どころのクラシック音楽は聞いていると心地よかった。

けど、実のところ気持ちもふわふわでほとんど覚えてない。
たまにチラチラとミンソク先輩の横顔を盗み見ばかりしていたし。

ミンソク先輩、楽しんでくれたかな。。。

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