はじまり…は (ページ19)

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☆どんなの？ページ19

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結局、ジョンインには
『さっさとデートしてください。って誘えばいいだろが。』
と、冷たいアドバイスしか貰えず。

自分ではどうしたらよいのか考えつくわけも無く。
ユキのお姉ちゃんに伝えてもらった。

そしたら、放課後
部室の前でばったり会ったミンソク先輩に

『あ、コンサートチケット本当にいいの？俺で。他に行く人いなかったの？』
と声をかけられた。

「ミンソク先輩と行きたいです！
あ、1日だけで、デートしてください！」

と、告白めいたデートのお誘いをするこが出来た。

「チケット、4枚あるから私はユキと行きます。ミンソク先輩も、もう一人お友達誘ってくださいね！」

すごく緊張したけど、ミンソク先輩がニコリと笑って
『デートか、それなら嬉しいかも。』

なんて言ってくれちゃうもんだから、みとれちゃうやらニヤケちゃうやら…でもやっぱりドキドキも止まらないやら。

もう、忙しすぎて
顔も体もガッチガチだった。

正確には…
ダブルデートになるけどね。
残念ながら。

でも、きっと絶対にミンソク先輩と2人でデートなんて出来ないだろうし、出来るとしても私の精神がもたなそうだから。

よかったんだろう。
ユキ様サマ。

ミンソク先輩は誰を連れて来るのかな…

ランチしてからコンサート。ということで日時や待ち合わせ場所を決めた。

もう、ミンソク先輩が行ってしまったけど
デートするのか。と思うと嬉しいやら恥ずかしいやら緊張するやら…で、

一人でテンションが上がってしまった。

そんな変な私を見たからか？
ちょうどタイミング悪くさっきミンソク先輩の後ろを通ったジョンインが、また私の目の前を笑いを堪えたような顔で私を見ながら行ってしまったもんだから、しかも、何も聞かないし挨拶も無し！？

ちょっとだけ上がったテンションがさがった。

とにかく、デートに漕ぎ着けたし、あとは
思い出作り？

後悔のないように。

楽しむ。しかないな。

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