はじまり…は (ページ11)

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＊ファン1号ページ11

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部活の時に、ジョンイン情報をユキに伝えながら
サッカー部の試合の話をした。

『やった！見に行こー』と喜ぶユキ。

「でも、ジョンイン出ないかもってよ？」

『いいのいいの、近くでジョンイン君が見られるんだし。』

「いつもうちのクラスに来て、めちゃくちゃ近くで見てるし！話しかけてるし！」

『部活中と教室は違うでしょー』

「え？部活中もニヤつきながらサッカー部ばっかり見てるでしょ？」

なんてあーだこーだ言いながらも、ユキの事をいじっていたら

一緒に部室にいた先輩達もサッカー部の試合の話になった。

『ミナも彼氏の応援行くんだよね？』
『んージュンミョン出るかもしれないんだって』

と、

『ミナ先輩！ジュンミョン先輩と付き合ってるんですか？』ユキが聞くと

『そうなんだ～まだ付き合って1ヶ月くらいしか経ってないけどね。』

って！
ホヤホヤか！うわ。

昔のこと、誰にも言ってなくて良かったよ。
サイン事件？
は、忘れよう。

そして、ジョンインにも口止めしなきゃ
きっと、やっぱり…
ジュンミョン先輩にとっての黒歴史だ。

私のファン1号
いや。
唯一のファンだったはずの人は
全く私とは見た目も性格も違うタイプの
ミナ先輩と付き合っていた。

ミナ先輩も、小さくて可愛いタイプで
コロコロとよく笑う優しい女の子。って感じの人

私は
いつもジョンインに
デカイ、キツイ、男っぽい。
と、貶されてるから。
もちろん自覚もあるし…

ファンだった(はずの)ジュンミョン先輩の好みがよく分からん！
と、一人落ち込んだ。

でも、私の良い所は…
ポジティブな所だ！

私は、
背が高い、ハッキリしている、サバサバしている
性格なのである。
そう、クールなのだ！

うん、クールビューティ
なのだ！(ということにしておこう)

きっといつかは私の良さに気づく誰かが現れるはずよね？？

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