最強の相棒 ページ29
通知が来るまで本署の桜の木の下で雑談し待機していた
マ「へぇ、じゃああんなに強いのは隣街で警察やってたからなんだ」
『確定ではないけどね…でもちょっとずつ思い出してはいるんだよ』
マ「…Aはさ、記憶取り戻したいの？」
『え？まぁ…思い出せば自分が誰なのかわかるし、警察だったら事件対応に役に立てるでしょ？』
マ「じゃあ…記憶を思い出したら隣街に帰るの？」
『…』
マンゴーの言葉に黙り込んだ。私には記憶にない居場所があり大切な仲間や家族がいる
思い出したら私はこの街で警察を続けるのか、隣街に帰って警察をやるのか、そんな事考えてなかった
『…今の気持ちはこの街に残りたい…けど思い出したら気持ちが変わるかもしれない…けど、残っても帰っても大切な仲間達の思い出はもう二度と忘れたりしない』
マ「…そっか。Aがそう決めたんなら俺は何も言わない」
言いたい言葉を飲みこみ強く握りしめるマンゴーの手をそっと触れ微笑んだ
『もし帰るって決めた時に言いたい事ぶつけて欲しいな。約束ね』
マ「！うん約束」
指切りげんまんをしお互い笑いあい指を離してマンゴーが立ち上がった
マ「じゃあAは俺と同期だから今日から俺の相棒だね！」
―――同期なら今日からお前は俺の相棒な！
『(相棒…懐かしくて温かい言葉…同じこと言われた気がする…)うん！頑張って犯罪者捕まえようね相棒！』
私も立ち上がってマンゴーの背中に飛びついて抱きしめた
―――お前はーー得意だけどーーも得意だろ？だからーーは任せた相棒！
懐かしい声が聞こえ空を見上げた
記憶が戻ったらどんな決断を下すのか分からないけど、記憶が戻るまでこの街の平和を守ろうと心に決めた
・
・
・
ババババッ
「ふぅ」
「…最近タバコ吸う回数増えたな」
「気のせいだろ」
「いいや増えたな…寂しいのか？」
「…さぁな」
「…汚職しようかな」
「汚職すんなよ」
「何言ってんだ？お前はもう汚職してるだろ。」
「バレなきゃいいんだよ」
「俺にバレてるけど？」
「知ってるのに上司に報告してないだろ。だったらバレてない」
「ははっだな！… 汚職した事あいつが知ったら怒るだろうな」
「パンチだけで済むとは思わんなw」
「だなw…あいつ元気にしてるかな」
「してるだろ。あいつは俺の…最強の相棒なんだからな」
「ふっ、そうだな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 403人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aiai2053(プロフ) - http://uranai.nosv.org/uploader/common/e/4/6/e46aed7575d39453e625fdbee5bbe49c.jpg通りすがりの暇人です。素人ですがよろしければどうぞ。 (3月6日 22時) (
レス) id: 5392177912 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪○ォッチ新作！悲しき悪魔 - ストグラ好きなのでマジこれからも頑張って欲しい！文章の書き方上手いし、分かりやすいです！最新待ってます。 (2月18日 18時) (レス) @page24 id: bbc2ce6785 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！とても面白くてちょうどいいところで切れたので「くっ、、」となりましたwこれからも頑張ってください！ (2月15日 0時) (レス) @page18 id: 769f5f5807 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サクラAI | 作成日時：2024年2月12日 20時
