【stgr】記憶喪失の警察官【青井らだお】

警察体験1日目(9) ページ21

客船の後始末を終え署に戻って犯人達の取締を行った


『請求書を送りました！ちゃんと払ってくださいね！』

ジ「Aちゃん、もし警察が嫌になったら俺達のギャングにきていいからね」

『大丈夫ですよ。私は警察が大好きなので嫌になる事は絶対にないので』

ナ「まだ体験だけど今回の件で確実に合格だろうね」

「えーAちゃんを独り占めするなんてずるいぞ警察！」


騒ぐ犯人達にれむはうるさいとテーザーを撃ち刑務所に送った
体験1日目でハードな対応して少し疲れ1階の休憩室のソファーに座ってため息を吐いた


ら「おつかれA」

『らだお！』


松葉杖付いているらだおは私の隣に座って私の手を握った
さっきナツメに言っていた言葉を伝えたらよかったじゃんと褒めてくれた


ら「初めての大型対応どうだった？」

『…すごく緊張したけど協力して犯人倒せた時すごく嬉しかった。皆の力になれて良かったって…それに本署で待機してた時、ダウン通知が鳴る度に不安でいっぱいだった…れむ先輩に連れていってもらえなかったら…』

ら「…A」


ギュッ


ら「Aが来てくれたお陰で無事に戻れた。ありがとう」

『っ…らだおがダウンした時すごく怖かった、すぐ突撃しそうになったけど耐えて、いっぱい作戦を考えたんだよっ』

ら「れむ先輩から聞いた。Aの作戦のお陰で倒せたって…本当にありがとうな」

『ううぅ』


私の頭を撫でる手が優しく暖かくてらだおの胸の中でいっぱい泣いた
すっきりするまで泣いて落ち着いた頃にらだおが「今日は疲れただろうから帰ろうか」と私の涙を拭って言った


『ま、まだやれるよ？』

ら「ダメ、本当だったら体験者は大型参戦しないのに1日目で参戦したんだからゆっくり休んで。明日も体験あるから」

『…うん』

ら「素直でよろしい。≪ナツメさん、Aがもう帰るのでジョブ外してほしいんですけど≫」

ナ≪わかった。ちょっと待ってて！≫


無線で連絡し休憩室を出て署長室で待っていたらナツメが来て中に入ってＰＣをいじりながら話しかけた


ナ「いやぁ今日は本当にありがとうね！それでなんだけど署長達と話し合ってAを正式に警察に任命する事に決定しました」

『！あ、ありがとうございます！！』

ら「だから言ったでしょ？落ちる事は絶対にないって」


らだおの言う通り合格できて嬉し涙を流した

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