超能力者には最愛の彼女がいるー１−【斉木楠雄のΨ難】

Ψ ページ16

SideA


それから1週間が経ち、くすおは私を霊能力者に会わせないよう能力を使って避け続けた


[斉木家・風呂]

ﾁｬﾎﾟﾝ・・・


『ふ〜…気持ちいい…』



にしてもくすおが言っていた霊能力者ってどんな人なんだろう・・・

くすおが警戒するほどの変態なのかな・・・



―――モテねぇおまえにイケメンの俺が告ったんだからOKしろよ！


ｷﾞｭｯ・・・


嫌な記憶を思い出しちゃった・・・




『ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!落ち込んじゃだめ！くすおに迷惑掛けちゃう！』



よし！気分転換に！



『ふふふ〜いい匂い〜！』



私が持っているのはくすおのYシャツ！今から実行するのは彼シャツをして、くすおがどんな反応をするのか！
さっそく着てみたら少し大きくて袖がちょっと長い。ズボンは・・・穿かなくても大丈夫だね



『くすお、どんな反応するのか楽しみ〜！』



ﾙﾝﾙﾝとスキップしてくすおの部屋に向かいノックした



『くすお〜入っていい？』


ドタドタッ！ガタッ！


『？』



声を掛けた瞬間、中から何か暴れているような音が聞こえゆっくりとドアを開けた



『くすお〜？どうしたn…』

楠【遅かった…】

鳥「か、かわいい！」



扉を開けたらくすおが紫髪の男を床に押さえつけていた



鳥「師匠！なんでこんな可愛い女子がいるの教えなかったんスか！」

楠【教えるわけないだろ。A、僕の後ろに隠れてろ】

『う、うん…』



すごい気持ち悪い顔して見てくる男を避けくすおの後ろに避難し、くすおは私が後ろに避難したのを見て男から離れた



この人、くすおのこと師匠って呼んでるってことは霊能力者・・・



楠【お前に一生会わせたくなかったんだが無理だったか】

鳥「ひどいっスよ師匠！って、そんな事よりその女子とはどんな関係なんスか？ﾊｯ!もしや恋人！？なわけ…」

楠【恋人だ】

鳥「えええええええっ！！！！！？」

楠【うるさい、近所迷惑だ】



男は私とくすおの関係にすごく驚き、この世の終わりかのように落ち込んでしまった

Ψ→←Ψ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す