千年前・・・４ ページ7
あれから葉王のそばを離れず過ごしていた。何回か一番弟子に会うが、葉王がいるおかげか何も手を出してこなかった
『ねぇ葉王。なんで一番弟子を追い出さないの？』
麻「琥珀のことかい？」
『琥珀？』
麻「名を覚えてないのか…あいつは鬼藤琥珀(きとう こはく)、弟子の中でも優れた奴だ。あいつを追い出さないのは理由があるんだ」
『理由？』
葉王は山積みの紙束から一枚取り出し私に見せてくれた
その内容は月野家と接触していること、私と葉王を別れさせ長女を嫁がせようとしていること、そして…琥珀が洞窟の中で呪術を行っていることが書かれていた
『…』
麻「これが真実ならばあいつを追い出しても意味がない。追い出したとしても月野家に弟子入りし私達を引き剥がそうとするだろう」
『月野家…琥珀さんが行っている呪術は…誰に術をかけているの？』
麻「…Aだ」
『わたし…？』
麻「呪術といっても大した術ではない。術をかけた者が嫌う幻覚を見せ精神を弱ませる。あいつの考えはわかりやすい…私がほかの女と抱いている幻覚を見せ弱った君に近付き自分の方を振り向かせようとしているんだろう」
『…葉王、その呪術に私はもうかかってるの？』
呪術にかかっているのか不安になり手が震え葉王の胸に飛び込んだ
もしかかって目の前の葉王が幻覚なら匂いと温もりは感じないはず…
麻「安心してA。君に呪詛返しの術をかけてあるから」
『…うんっ(葉王の温もりと匂いがする…)』
少し安心し、落ち着くまで葉王のそばにいることにした
だが、安心して暮らせたのも長くは続かなかった
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織姫(プロフ) - 更新楽しみにしています(*´罒`*) (2021年12月29日 15時) (
レス) @page15 id: 32f999ae7c (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 続きが見たい (2021年9月27日 3時) (レス) @page14 id: 23ea950ddc (このIDを非表示/違反報告)
ユカ - ハオカッコいい。続きが気になります、更新頑張って下さい (2021年5月18日 14時) (レス) id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新待っています！頑張ってください！ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 3c01cb7537 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - ハオが好きなので嬉しいです笑ありがとうございます！ (2020年6月20日 0時) (レス) id: 3c01cb7537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラAI | 作成日時：2018年1月22日 15時
