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不安そうな顔をする大毅を残して、なんなら日誌代わりに書いててってお願いして、この後輩が行く後ろをついて行った。
着いたのはなんてことない美術室前。
この時間はどこへ行っても人通りは少ないが、何かここを選ぶ理由があったのか。
それとも単に教室から離れたかっただけか。
｢私は、相澤瑠奈といいます｣
｢あ、い…ざわ…？｣
よく、刻み込まれた苗字。
思い出したくも、聞きたくも、一生見たくもない。
その瞬間から顔を見れなくなった。
｢兄が、大変｣
｢やめてくれる？｣
何でここにいる。
何しに来たの。
まだあたしを、突き落とすの？
｢A先輩。私は重岡先輩が好きです｣
｢でもその重岡先輩は…あなたのために生きてはりました｣
何が言いたいんや…
｢私の顔を見た瞬間にあいつの妹かと聞いてきたんです。すごく怖い顔して、どうなんやって。告白もさせてもらえませんでした｣
あたしはあいつに妹がいること知らんかった。
でも大毅は…知ってたん？
｢何のことか分からなくて、なぜあんなに冷たい目を向けられるのか分からなくて。そしたら重岡先輩が簡潔にまとめて全部話してくれました。兄があなたと付き合ってたことも、その後苦しめたことも、すごく悲しそうな顔で｣
そんな、この子の声も。
少し震えていた。
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ひーな(プロフ) - 最初のアカツキの表現好きです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年6月7日 17時) (
レス) id: 773923ce37 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - 凜憧さん» 凜憧さん！コメントありがとうございます´`* 共感する部分ありましたか…すごく自己満作品だったのですが、そう言っていただけて安心です。こんな重岡大毅が居てくれればなぁ…笑 (2019年5月30日 15時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
凜憧(プロフ) - 更新お疲れ様でした。共感する部分とこんなふうになったらいいなという希望を含んだ部分がすごく染みました。完結お疲れ様でした！ (2019年5月28日 17時) (レス) id: f3cbf63448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時：2019年5月1日 18時
