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気づけば橙男の後ろに黒スーツたちが屯っていた。


「お、俺達別に怪しいもんじゃなくて…」

「そうそう、
唯のしがない学生ですよ〜;;」


睨みと銃口を向けられて、背中のみならず
掌と米噛にも汗が流れ、心拍数が上がる。


「怪しかろうと怪しくなかろうと、
見られちまッたモンは、生かして帰せねぇんでね。

悪ィなクソガキ共。」

そう、カッコつけて拳銃を構えた。
少し身震いしたが、どうにも気になってしまう



その身長。

「え、なに。自分の身長みてまだガキとか言ってますけどあるぇ〜?(ボソ」

「頭大丈夫でちゅか〜変な帽子乗ってまちゅよ〜ぼくゥ(ボソ」

「僕達もう大人の男位なんだケドナーあるぇ?あの人何歳なんダロナー(ボソ」

「おい馬鹿、失礼だろ、ブッ……w」

ヤバイ、吹き出してしまった。涎出たし。

「アァッ!?

手前ら全員コロすゥウウウ!!!

……ちなみに18歳だ。」


あれ、律儀。

ってヤバイ!ふざけてる場合じゃなかった!
逃げなきゃ!!

そう思った瞬間、左肩に銃が掠る。

「いっ……ッ〜〜〜!」

皆が駆け寄ってきて、
俺が抑える左肩を心配そうに見つめてくる。

「うらたん!!クソッ!ちびの癖に!!」

「それは関係ねェだろ!!!マジで怒るぞ!!」


その時、
やまだぬきちゃんが俺の右肩から右手に飛び乗る。

重みに耐えきれない、そう思い慌てて両手を出すと

カタンッと音をたてて、やまだぬきちゃんが
ハンドガンに変わる。

「えっ?……何これ。」

「うわぁ、う○こが銃になった…。」


やまだぬきちゃんが、……何で?


今は考えてる暇がなかった。
俺は使い方が分からぬまま、
無我夢中で何回か引き金を引いた。

すると、運悪く2発が相手のしたっぱ的な人の手に当たって拳銃が手から叩き落とされた。

「うおおっ!うらさんカッコいい!行け行け!」

何がなんだか分からないまま、
震える手に力を込めて相手を睨み付ける。

そうしたら、頭の中に何かが流れ込んできた。


まるで、優しいメロディみたいな何かが
語りかけてくるように。

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空き地@ktnk - 初コメ失礼します。とても面白いです!更新されることを待っています!頑張ってください! (2020年9月24日 7時) (レス) id: da313b2c7d (このIDを非表示/違反報告)
リンレイ - 凄く面白いですね!更新楽しみにしてます! (2019年10月21日 7時) (レス) id: 551bea7f08 (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです。更新復帰楽しみにしてます。 (2018年1月28日 16時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年8月13日 3時

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