13. ページ14
『よし、これで完璧！』
この手紙がいつの日か草太さんに届いて、読んで貰えますように。
私は書いた手紙を丁寧に便箋にしまい封をし、さっき草太さんからの手紙を隠すのに使っていた本の適当なページにしまいこんだ。
明日、これを明日香ちゃんに渡せれば…！
私は期待に胸を弾ませて、草太さんからの手紙を枕の傍らにおいて、そのまま眠りについた。
----翌朝----
草太さんの手紙と共に、私は目を覚ます。
私は自然と笑みをこぼしていた。
しかしワクワクしているのを叔母に悟られる訳にはいかないので、私は平常心を保つようにした。
草太さんの手紙も見つからないように、適当な本のページに詰め込んで、いつも通り朝の準備に取り掛かった。
----数時間後----
叔母が出ていったのを確認すると、私は草太さんから頂いた手紙と自分で書いた手紙両方を持って外に出た。
明日香ちゃんは…
明日香「Aちゃ〜ん！」
『明日香ちゃん！おいで〜！』
いつも通りの運動神経で高い柵を乗り越えてくる。
明日香「ね、手紙は読んだの？」
『ええ！読んだわ。見る？』
私は草太さんからの手紙を明日香ちゃんに差し出す。
明日香「ぶっはは！彼氏くんからの大事な手紙なのに平気で他人に見せるんだね〜wいやあAちゃんって面白い」
『あら、変だったかしら…』
明日香「いやいや全然！そういうところもAちゃんらしくていいと思うよ」
そういって明日香ちゃんは手紙にスラスラ目を通す。
明日香「へぇ、字からも伝わるほどのいい人だ…良い彼氏くんを持ったね？」
明日香ちゃんは私を肘でつつく。私は少し頬を赤らめた。
明日香「僕悔しいよ〜、ねえ僕もAちゃんに釣り合うと思わなーい？ねえねえ乗り換えてもいいんだよォ？？」
『明日香ちゃんったらまたそんな冗談を､笑』
彼女はたまにこういう冗談を言うので慣れたものだ。ふざけてあざとく言う彼女に私はたまらなくて笑っていた。
明日香「ちぇ〜」
『ふふっ。あ！そうだわ。
明日香ちゃん、お願いがあるの。この手紙を草太さん宛に届けてくれる？』
明日香「おお、もう書いたんだ。おっけー！」
明日香ちゃんは手紙を受け取ってOKサインを私に出した。
私は明日香ちゃんを頼もしく感じる。
『本当にありがとう』
明日香「任せなよ」
『うん！じゃあまたね』
私は明日香ちゃんの背中を見送って家へと戻った。
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。(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます、お待たせしてしまってすみません！ ᵕ ᵕ̩̩ (5月24日 22時) (
レス) id: ef5ba95522 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - とても面白いので更新お暇な時にお願い出来ればいいなと思います (2023年2月26日 22時) (レス) @page13 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - えっえっ嬉しすぎます…頑張ります!!お名前すずめちゃんなの可愛いですね ෆ ̖́- (2023年1月4日 22時) (レス) id: 1505929e17 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 大大大好きです！とっても面白いです！！これからも更新頑張ってください！！ (2023年1月2日 22時) (レス) id: cc1cce8453 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 本当ですか‼︎そう言っていただけてめちゃんこ嬉しいです！泣 (2022年12月30日 1時) (レス) id: d3145eb9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年11月27日 22時
