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数日後。
いつものように昼に明日香ちゃんに会うと、明日香ちゃんからついに手紙を渡された。
便箋の端の方に"宗像草太"と書かれている。
『草太さんからだわ！』
明日香「ついに来たね」
『ええ！早く読みたいわ』
明日香「今ここで読んでみる？」
『そうしたいところだけど、今日はあまり時間もないわ。夜寝る前ならお母様もいないし、その時に読むことにする』
明日香「それもそうだねー。んじゃ、叔母さんに手紙持ってるのバレないようにしなよ」
『うん！』
明日香「なんて書いてあったか教えてねー！」
明日香ちゃんは柵を乗り越えながら手を振りかざして、ニヤッといたずらっぽく笑った。
『ふふ、はいはい』
明日香ちゃんが家に向かっていったのを確認すると、私も家に入り、部屋まで戻った。
さて、私はこれから手紙を隠す場所を見つけないといけない。
この数日でそのことについて考えていたのである程度見当はついているが、お母様は私がいない間にも部屋を漁ることがたまにあるので、用心する必要がある。
一度、医師になるためにこっそりまとめていたノートが見つかってしまい、その時から部屋をよく漁るようになった。
現在そのノートは捨てられてしまったため、また新しく作り直し、医師のノートだとはバレないようにタイトルを"生物自習ノート"と書いて引き出しにしまっている。
お母様が探さなそうなところ、本棚の裏か、ベッドの中か…。
あれこれ考えていると、下の方でドアが開く音が聞こえた。
大変、お母様だわ…！
とにかくどこかにしまおうと思ったその時、私は閃いた。
本棚に数多くある本の中の1ページなら、きっとお母様も気づかない！
私は急いで適当な本を掴み、ページの中に手紙を差し込んだ。
サイズもぴったりだったので、本からはみ出るようなことも、厚みを感じることもない。
あとは本のタイトルを覚えておかなきゃ。
『"文学における超自然の恐怖"…と。
これでばっちりね！』
叔母「何がばっちりなの？｣
『！』
お母様はいつの間にか部屋に入って来ていた。
『い、いえ！確認テストの予習が終わったので、これでばっちりだと思って…』
叔母「そう。無駄口は叩かないようにしなさい、レディらしくもない。
では早速始めるので私がまた戻ってくるまでに準備していなさい」
『はい、！』
ガチャ。
ふぅ…危なかった。
私はため息をつくと、よいしょよいしょと確認テストの準備を始めた。
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。(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます、お待たせしてしまってすみません！ ᵕ ᵕ̩̩ (5月24日 22時) (
レス) id: ef5ba95522 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - とても面白いので更新お暇な時にお願い出来ればいいなと思います (2023年2月26日 22時) (レス) @page13 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - えっえっ嬉しすぎます…頑張ります!!お名前すずめちゃんなの可愛いですね ෆ ̖́- (2023年1月4日 22時) (レス) id: 1505929e17 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ - 大大大好きです！とっても面白いです！！これからも更新頑張ってください！！ (2023年1月2日 22時) (レス) id: cc1cce8453 (このIDを非表示/違反報告)
。(プロフ) - 本当ですか‼︎そう言っていただけてめちゃんこ嬉しいです！泣 (2022年12月30日 1時) (レス) id: d3145eb9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：。 | 作成日時：2022年11月27日 22時
