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「でもお前、下野のこと好きでしょ」
ふっ＿＿と、心臓をつつかれたような気がした。拓実の言葉は、いつも変な力を持っている。
Web雑誌のインタビューを受ける部屋までの移動中、こんなタイミングでそんな言葉をかけられるとは思っていなかったためか、つい黙ってしまった。
気まずさに耐えられず、必死に相応な返事を探すが見つからない。
「え？」
「ではお部屋こちらになりますので、宜しくお願いします」
苦し紛れの「え？」、その直後にスタッフさんが止まって、真横にあった部屋に案内された。
今はとにかく、仕事に集中しなくてはいけない。
「お願いします」
それぞれ挨拶をして、長机と椅子とカメラと照明いくつかのある部屋に入った。きっとインタビュー中の写真も記事に載るのだろう。
インタビュアーの方も含め全員が着席したところで、また挨拶をして、自己紹介をして、インタビューが始まった。
テーマは"お笑い第7世代、輝かしさの裏側"。部分的に聞くと闇深いテーマにも思えるが、我々の二つ前にインタビューを受けたハナコさんに聞くとそうでもなかったらしい。
言われたとおり、内容は思ったよりライトで、裏側でしている努力についてや、私生活での習慣、芸能について苦手なことなどを尋ねられた。予定されていた時間から、質問はあと三つやそこらで終わると思う。
「"お笑い第7世代"。私生活まで注目されて、普段から気張ってることも結構あると思うんですが、一緒にいてリラックスできる芸人さんのお仲間っていらっしゃいますか？」
インタビュアーの方は、俺の方を見ていた。仮にも俺がリーダーというところを見て下さっているようで、三人で順番で答えるタイプの質問には、俺が最初に答える流れになっていた。
答えは、意外なほどすんなりと思いついた。
「ええと、一番ってなると
それに一番驚いたのは自分自身で、拓実と都築はさして驚いていない、それどころかとっくに予想できていたかのように繋いだ。
「たまに二人で飯行くぐらいだもんね」
「そうそう、二人って高校生みたいですごい楽しそうで」
「へぇ〜、なるほど。以前、石橋さんは女性が苦手だとテレビで拝見したので、てっきりお友達は男性ばかりかと思っていました」
うんうんと上手に頷きながら、インタビュアーの方は俺に更なるコメントを求めてきた。ここで変なことを言ったら、また後から拓実と都築にイジられそうだ。不本意だ。
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キリカゲ(プロフ) - 葉優さん» 感想ありがとうございます！御期待に添えられたなら何よりで御座います……。今後とも、御時間があるときにでも宜しくお願いします！ (2021年4月21日 23時) (
レス) id: 4f510e9748 (このIDを非表示/違反報告)
葉優 - みれました！とっても面白かったですすっごくいいお話でした〜！ありがとうございます！これからも応援してます (2021年4月21日 17時) (レス) id: ecefa0f2d4 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - 葉優さん» 遅くなってすみません、続編にてリクエストを公開させていただきました。anotherと書かれているお話までがセットですので、是非合わせて御覧下さい！また、不備が御座いましたらお申し付け下さい……！リクエストありがとうございました。 (2021年4月18日 21時) (レス) id: 4f510e9748 (このIDを非表示/違反報告)
葉優 - 練習帳2！楽しみにしてます^_^ (2021年4月7日 19時) (レス) id: ecefa0f2d4 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - 葉優さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて幸いです。リクエストもありがとうございます！そちらは続編の「練習帳2」にて近日公開致します。少々お待ちいただけると有難いです…！ (2021年4月6日 13時) (レス) id: 4f510e9748 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年1月8日 18時
