月曜日 中間テスト 私目線 ページ13
A「はぁぁぁっ…。」
どこぞのもさもさ頭のせいで、寝不足状態に陥ってしまった。
昨日の泣き顔が頭の中に残り、嫌に何かを訴えてきたのだ。うざったいったらありゃしなかったが、己の記憶力を恨む他無い。
不機嫌なままで、今日もあの騒がしい教室へ。
「えと、Aちゃん、おはよっ!」
「おっす!」
「おはようございます。今日もいい天気ですわね。」
不自然な笑顔の挨拶が、次々に飛んできた。一体何を。
A「…ぉーす。」
軽く受け流して、自分の席に向かう。
確か、今日は中間テストがあったはずだ。筆記も戦闘も今日中に行われる。
「虫呼。」
A「先生。なんですか？」
「今日のテスト…戦闘は誰かとペアになるが、できるか？」
A「…授業の一貫なので、できます。」
私は、冷たい言葉を発した。冷たいかもしれないが、それ以上でもそれ以下でもない。
「そうか。」
相澤先生もさらっと受け流し、私は机で読書を始めた。
「それでは、ヒーロー基礎学中間テストを始める。中間だからといって、気を抜くなよ。」
「はい!!」
ヒーロー基礎学の時間が始まった。各自コスチュームに着替え、整列し、くじ引きでペアを決め、バスで移動する。
それだけ、なのに。ふとした動作や瞬間に、違和感を感じてしまう自分がいる。
一昨日の夜、昨日1日、先程まで、“個性”にかかったことすら疑うほど普通に過ごしていたのに。
それ以前も、先程も、当たり前のようにクラスメイトに嫌悪と不快感を抱いて。
子供のような騒がしさに、嫌気が差して。
なのに、なぜか…＿＿
「おいテメー。」
低い声で我にかえった。
A「っな、何？あぁ、ペア？」
爆豪くん。
何か…何か色々あって、告白してきた人だ。
そこは記憶が曖昧で、よく覚えていないけど。
文化祭も一緒にまわった、いわゆる友達というやつだ。どうして友達になったのか…それもよく覚えてないけど。
「おい、何またぼけっとしてんだ。さっさと行くぞクソが。」
A「はぁ…わかった、わかりました。」
つくづく口の悪い人だ。私は更に不機嫌になり、バスに乗り込んだ。
「お、ばくごー!と、虫呼。」
「…よろしくな。」
対戦相手は、切島くん・轟くんペア。
2人とも…詳しく覚えていはいないが、私に優しくしてくれた覚えがある。
特に、轟くんは…轟くんも、私に告白してきた。
その理由も、よくわからない。なんで、そんな余計なことをするんだろう。
「喋るんじゃねえ半分野郎!」
「…猛ってんな。…こんな時なのに。」
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キリカゲ(プロフ) - 番外編を作成しました。http://uranai.nosv.org/u.php/novel/datteatasi14/ 諸事情でエラーが起き、編集できなくなってしまった故にこちらに書かせていただきました。気付いてくださる方がいたら嬉しいです。そういった方がいたら、是非コメント欄へ…(すみません) (2018年9月13日 19時) (
レス) id: 4939a5f3d3 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - 、さん» ご報告ありがとうございます。今外しました。大変申し訳ございませんでした。 (2018年7月23日 10時) (レス) id: 347b44d7b3 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9b8c9f802a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キリカゲ | 作成日時：2018年7月22日 23時
