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ここまで来ると怒りを通り越して呆れてしまう。
亮平は俺に何を求めているのだろうか。
お金？
労働？
まさかいきなり家を建てて欲しいなんて言い出すんじゃないだろうな。
それとも、やっぱり早く仕事を見つけて出て行ってほしかった、とか？
今日、家に帰ったら荷物が無くなってるとか無いよね？
翔太「実はこの教室けっこう人気でね、申し込みが殺到してるんだけど、俺一人じゃ大人数捌ききれなくて断ってる状態なんだよ。だからもうね君がここで働いてくれると俺が、、、喜ぶよ？」
蓮「は？」
翔太「どうだ？これから採用試験、受けないか？」
目の前の彼はそう言って俺に一本の筆を渡した。
未使用の真っ白な豚毛の絵筆だ。
翔太「ここで働くのに履歴書も面接もいらない。ただ、絵の実力だけ見たいから、これから絵を一枚描いてほしい。」
なるほど、亮平が俺を朝早く起こしてここに連れて来た理由はそれか。
俺は機嫌良さそうに鼻歌を歌いながら車を運転していた憎らしい亮平の横顔を思い出す。
―― 善人面をしたとんでもない食わせ者だ。
亮平のやり方は気に食わないが、せっかくのチャンスを個人的な感情で足蹴りにするほど俺は馬鹿ではない。
俺は手に持った絵筆をぐっと握りしめ、これから雇い主になるかもしれない彼の目を見据えた。
蓮「分かりました。でも油絵だと今日中の完成は難しいので、水彩でもいいですか？」
翔太「そんなもん、絵の実力さえ見れれば、何でもいいよ。得意なもんでやって。」
言うが早いか彼は俺を個室に案内してくれた。
先ほどの部屋より幾分か狭い。
しかし天井には窓が付いており、太陽のやわらかな光が部屋中を満たしている。
集中するには、もってこいの部屋だった。
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桜桃(プロフ) - 雛さん» うんっ！頑張ろ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ (2021年9月19日 23時) (
レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» はーい！お互いに頑張ろっ！ (2021年9月19日 23時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 雛さん» こちらこそありがとう〜！次の更新もお楽しみに〜^ - ^また思いついた時に「パパぱん」のコメ欄によろしくね〜 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» パパは、パン屋さんっ！次の更新、楽しみにしてます！あと、この間はリクエスト答えてくれてありがとう！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» ありがとー！これからも頑張る！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛
| 作成日時：2021年9月14日 22時
