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気まずい沈黙が続く中、突然に車を停めた亮平が、口を開いた。
亮平「到着！」
蓮「えっ？ここがあなたの言ってた教室ですか？」
亮平「そうだよ？」
そこは建設されてから１００年は経っていそうな古民家だった。
壁や屋根は土で作られ、周囲には観賞用の木や花が植えられている。
玄関まで続く木製の階段や柱の色褪せた木の色が時代の流れを感じさせた。
まるでここだけ、時代が違うみたいだ。
蓮「なんか雰囲気ありますね。」
亮平「うん。結構お洒落でしょ？」
蓮「……お洒落、ですか？」
俺の目にはただのぼろ屋敷にしか見えないが、亮平には違うように映っているのだろうか。
俺が先を歩く亮平に続いて恐る恐る今にも崩れそうな木製の階段を登ろうと足を踏み出した瞬間、スパン！と玄関の建具が勢いよく開けられた。
音に驚いたのも束の間、小さな子供たちが巨大なアリの大群のようにぞろぞろと飛び出してくる。
蓮「うわっ！」
子供たちは亮平と俺をあっという間にぐるりと囲い込み、二人の顔を見上げて元気よく「こんにちは！！」と挨拶した。
ものすごい声量だ。
小さい体のどこから出ているのだろうか。
聞き慣れない甲高い声が耳の奥できんきんと響く。
俺は子供たちの勢いに押され、思わず息を呑んだ。
彼らからビシビシと伝わってくるエネルギーが凄まじい。
まるで一人一人が小さな太陽のようだ。
亮平「こんにちは。みんな、元気？」
体を硬直させた俺に対して、亮平は慣れた様子でにっこりと笑い、子供たちの小さく丸い頭を一人ずつ撫でた。
みんな彼の手に甘えるように目を細め、嬉しそうに頬を緩ませている。
さすが先生をしているだけは有る。
やはり、子供たちの目にも亮平は優しそうで魅力的な人物に映っているのだろうか。
俺は、少しだけ子供たちの視点に立って彼のことを見てみたい衝動に駆られたが、そんなことが出来る訳無いと思い、踏みとどまった。
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桜桃(プロフ) - 雛さん» うんっ！頑張ろ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ (2021年9月19日 23時) (
レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» はーい！お互いに頑張ろっ！ (2021年9月19日 23時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 雛さん» こちらこそありがとう〜！次の更新もお楽しみに〜^ - ^また思いついた時に「パパぱん」のコメ欄によろしくね〜 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» パパは、パン屋さんっ！次の更新、楽しみにしてます！あと、この間はリクエスト答えてくれてありがとう！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» ありがとー！これからも頑張る！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛
| 作成日時：2021年9月14日 22時
