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彼の飴玉のようにまん丸の瞳が溶けるように細められる様子に、俺は下腹部がぎゅっと痛くなって、全身が熱く心臓の刻む鼓動が早くなるのを感じる。
その表情は蜜が落ちそうなくらい甘くて、魅惑的だった。
蜂であれば迷わず飛びついていただろう。
―― でも、彼は何かが違う。
俺の中の天使がそう言った。
―― 彼は兄さんとは違う。
顔も、声も、匂いも、全部が違う。
蓮「……シャワー浴びてきますね？」
亮平「うん、ごゆっくり。」
ほら。
こう言う細かい気遣いができる所も、俺のことを無償で愛して可愛がってくれている所も……
彼は似ていたけど、何かが違うとずっと心が拒否反応を示しているのだ。
彼は中々動こうとしない俺に向かってフッと微笑む。
中性的で綺麗な顔だ。
どんな人間でも彼を好きになってしまいそうな魅力的で、かわいらしい笑顔。
―― 笑い方も違う。
やっぱり、似ているようで全部が違う。
俺は溜息を吐きたくなるのを何とか堪え、余計な考えを打ち消すようにシャワーを浴びた。
強い水圧ならばこの愚かで未練がましい思いを洗い流してくれる気がして。
違う香りのシャンプーで上書きすれば、この想いも上書きできる気がして。
蓮「なんなんだよ……もうっ、」
―― 全然消えやしないじゃないか。
兄さんは、いつまで俺を苦しめるつもりですか……？
俺はボロボロと零れる涙を熱いシャワーでただただひたすらに洗い流した。
そうしたら、何か変わるかもしれないと思ったから。
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桜桃(プロフ) - 雛さん» うんっ！頑張ろ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ (2021年9月19日 23時) (
レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» はーい！お互いに頑張ろっ！ (2021年9月19日 23時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 雛さん» こちらこそありがとう〜！次の更新もお楽しみに〜^ - ^また思いついた時に「パパぱん」のコメ欄によろしくね〜 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» パパは、パン屋さんっ！次の更新、楽しみにしてます！あと、この間はリクエスト答えてくれてありがとう！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» ありがとー！これからも頑張る！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛
| 作成日時：2021年9月14日 22時
