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ふぁ、と欠伸をした後に兄さんは話し始めた。
大介「家を追い出した身としてはお前の行く当てが見つかったか心配だったんだよ。俺にとっては、大切な弟みたいなもんだからさ？でも涼太が知らない奴と住むのは嫌だって言ってさ、助けようにも助けられなかったんだよ。ごめんな。でもよかったじゃん。その、亮平って人、いい人そうで。」
蓮「……そう、なのかな？」
確かに一文無しで行く当てのない俺を無償で家に置いてくれ、加えて毎日三食の食事と、シャワーとあったかいベッドを提供してくれる彼は一見優しく、天使のような善人だ。
だが、亮平という男は見れば見るほど誠に胡散臭い人間だ。
亮平が俺にしてきた一連の行動を慈善活動だと言えばそれまでだが、普通見ず知らずの男を何日も家に置くだろうか。
少々人が良すぎる気がするし、スキンシップも激しめである。
こういうのは何か裏があると思ってしまうのが俺という人間なのだ。
蓮「確かに小学校の先生してるみたいだし、良い人そうには見えるけど……」
大介「小学校の先生してんの？公務員じゃん！真面目で勉強熱心で高学歴で益々文句の付けどころなんかないじゃん。何？それとも他に強烈な欠点でもあるの？」
――強烈な欠点……
俺は今、毎朝パンツをソファーに放り投げる亮平の後ろ姿を思い出した。
だが慌てて頭を振って雑念を消した。
彼のお尻はきゅっと引き締まり、白くて柔らかそうだったが所詮は男の尻なのだ。
白かろうが小さかろうが変な気持ちになるのはお門違いだ。
ところが俺は懲りないらしく、シャワーの後のろくに体を拭かずにパンツ一丁でリビングに入ってきただらしない亮平を思い浮かべる。
肩が狭く、男らしくない中性的なやわらかな曲線を描いた裸体に未だ乾かぬ透明な雫がその線をなぞるように滑り落ち、ほっそりとした足首に流れる。
白い肌に映える真っ赤な唇は何とも神秘的で……
あれ？俺は何を考えてるんだ？
蓮「欠点だらけだよ！！！」
大介「わっ！！！もう、ま、マジでいきなり叫ぶのやめてよ。心臓止まるかと思った。」
蓮「止めよ？この話。ね！？」
大介「なんだよ〜すっごい動揺してさ。そんなにヤバい欠点なら知りたいんだけど？」
蓮「兄さんっ！！」
大介「いたたたたたたたたたたた！！！！！！」
俺はいてもたってもいられなくなって、兄さんの首元の薄い皮膚を摘み、捻り上げた。
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桜桃(プロフ) - 雛さん» うんっ！頑張ろ〜٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ (2021年9月19日 23時) (
レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» はーい！お互いに頑張ろっ！ (2021年9月19日 23時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 雛さん» こちらこそありがとう〜！次の更新もお楽しみに〜^ - ^また思いついた時に「パパぱん」のコメ欄によろしくね〜 (2021年9月19日 22時) (レス) id: 6b6429c2bb (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» パパは、パン屋さんっ！次の更新、楽しみにしてます！あと、この間はリクエスト答えてくれてありがとう！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 桜桃さん» ありがとー！これからも頑張る！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 49eb3e1d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛
| 作成日時：2021年9月14日 22時
