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ご飯の最中、ずっと仕事場での話をするのが最近の俺たちの日課だった。


亮平「今日は他の講師さんとも仲良くできたの?」


亮平はそう言って、ツヤツヤとした白色の深皿に盛られた炒め物の豚肉を器用に箸で摘まむ。


垂れ目の瞳が俺をチラリと見て、目が合うとフフッと目を細めた。


その姿は全く妖艶で、同じ生き物とは到底思えない。


まるで艶やかな白鳥を人にしたみたいだ。


いや、彼の場合は黒鳥かもしれないが……


亮平「今日一日、ずっと心配だったんだ。どうだったの?」


蓮「……仲良くなりましたよ。あなたに心配されなくても。」


喉の奥から絞り出すように俺は答えた。


緊張して濃い目に味付けした料理の味が全く感じられない。


亮平「そっか、良かった!」


亮平は牛骨スープを一匙掬って飲んだ途端、ググッと喉を詰まらせて咳き込んだ。


俺がついつい「大丈夫ですか」とティッシュを渡すと、亮平はケホケホと軽く噎せながら笑い、ティッシュを受け取る。


亮平「気管に入ったみたい。落ち着いて食べなきゃな……」


蓮「急がなくてもお代わりもありますからね?」


今のひと騒動で話題が吹き飛んでしまいそうだったが、俺にはどうしても亮平に聞きたいことがあった。


俺は箸を置き、濡れた口元をティッシュで拭う亮平を見つめた。


蓮「ねぇ、照さんとは高校の時からの知り合いだと聞きました。」


亮平「そうだよ?俺、照と翔太とは高校時代寮部屋一緒だったんだよね。」


蓮「あの、、、あなたには俺以外にもいるんですか?」


俺の問いに亮平は少なからず戸惑った様子だった。


箸を持っていた手がピタリと止まり、まるで質問の意図を探るように俺の表情を伺っている。


亮平「えっと、今の質問、どういう意味?」


蓮「要するに、あなたには俺たちと同じような関係を持っている人が他にもいるんですかって聞いてます。」


亮平「……えっ?」


亮平はまだ少し喉に違和感があるのか、それとも気まずいのか軽く喉を鳴らす。


俺は彼の煮え入らない態度に我慢できず、咄嗟に前のめりになって口を開いた。


蓮「……手が早いんですよね?」


俺がそう口にした途端、亮平の顔はサッと血の気が引き、病的なまでに青くなった。

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(プロフ) - まりなさん» お返事遅くなり、申し訳ありません(汗)コメントありがとうございます!本編が終わってからになりますが、リクエスト書かせていただきます。こちらこそ、これからも末永くご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2022年1月25日 20時) (レス) id: 9f89b51e27 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 初めまして、雛さんの作品をいつも楽しみに読んでいます!リクエストなのですが、このお話の中に出てくる登場人物の過去編や未来編、だてさくメイン編も読んでみたいです!宜しければ書いてくださると嬉しいです! (2022年1月22日 13時) (レス) id: 4c6ff4de06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年9月19日 20時

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