私の兄達は､変わってる【歌い手】

えろ…ん"ん" ページ19

「………」

「………んぅ、………ん…」


彼方にぃのベッドは、とてもふかふかで気持ちいい。
サイズもダブルベッドだから、二人一緒でも狭くない。

でも、彼方にぃの吐息というか…寝息がかなりえろ…ん"ん"。
かなり色っぽい。

そのためなかなか寝付けずにいた。

……まぁ、ベッドにはいったのが午後2時っていうのもあるからなんだけど。
真冬にぃ達の帰宅も、ちゃんと確認した。


「………はぁ、どうしよ。」


自分の部屋行きたい。
イラストの締め切りが迫っているから、あまり時間は無駄にしたくない。

…彼方にぃといることは、無駄ではないんだけど……


「……ぅ、…A……いる…？」

「…いるよ？」


彼方にぃに背を向けて寝ていたため、彼方にぃの方に体を向けた。
…彼方にぃと、意外と近かった。

しかも、彼方にぃがふにゃりと笑ったではないか。
…真冬にぃがよくしている笑い方だ。


「……よかった…
A、部屋戻っちゃったのかと思って…」

「……彼方にぃが起きるまで、ここにいるよ。」


………部屋にいかなくてよかった。
なんか、部屋に行ってたら後々罪悪感で潰されるとこだったかも。


「…ふふ……一緒にいてくれて、ありがと。」


ねぇ、やっぱり彼方にぃってえろ…ん"ん"
色っぽいよ。

はだけたシャツから覗く鎖骨が、その…とてもやばい。


「………ね、A。
俺ね、Aのこと、好きだよ……」


…彼方にぃって、眠いときは甘えん坊…なのかな…？


＿＿＿彼方にぃは、眠いとき『甘えん坊』。

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