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阿部side
着いたのは、教会?
車のエンジンを止めた涼太は、俺の座っている助手席のドアを開けて、手を差し出し、エスコートしてくれる。
阿部「綺麗なチャペルだね。」
宮舘「気に入ってくれてよかった。ここで挙げような」
なんのこと?
宮舘「亮平、ちょっとここ座って待ってて」
阿部「うん。」
しばらく待っていると、手の後ろに大きな花束のようなものを抱えて涼太が戻ってきた。
涼太は、俺の左手を取って何かを付けられた。
見ると自分の薬指に耀くものが…
宮舘「亮平、この108本のバラ、受け取ってくれますか?」
頬に温かいものが伝った。
刹那、言葉も出ないほど、気持ちと、涙が溢れ出た
108本のバラは、プロポーズ
宮舘「その、返事…聞かせてもらっても良いかな?もしかしてそんなになくほど嫌だった?アタフタ」
珍しくあたふたどぎまぎしている涼太。
もちろん、そんな涼太も大好きだし、これからずっとお互いの誰も知らない部分を知っていくんだ。
だから、涼太に抱きついた。
涼太は優しく抱き返してくれた。
もう自分の顔がぐちゃぐちゃで、このために選んだであろう涼太の服だってびちょびちょにしちゃって、言葉もままならないけど、そんなこと、どうでも良かった。
阿部「断るわけグスッないじゃんグスッずっと、グスッ夢見て待ってたグスッそれに、こんなにグスッ準備してくれてグスッ車までグスッおれっ幸せ者グスッこんなすてきなグスッ人をグスッ逃すことはグスッできないよ」
なぜか涼太まで泣いていた。
それに、なんか別のとこからも嗚咽が聞こえるのだが…
阿部「涼太、大好き。愛してる。チュッ」
そのまま唇を合わせた。
向井「あべちゃん!だて!おめでとう〜〜〜(大号泣」
佐久間「康二バカっお熱い良いところ邪魔すんじゃねーよ」
さすが康二、人のことなのにこんなに泣いてくれてるのw
そして佐久間も涙ぐんでいる。
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さく(プロフ) - 小説面白いです。続き楽しみにしてます (2022年6月18日 16時) (レス) @page26 id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永来恋愛(えくれあ) | 作者ホームページ:http://momorisu
作成日時:2022年5月25日 19時