雪の結晶 (ページ21)

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ラウールside

宮舘「ごめんな。今まで本当にごめん、それに、今日も、突然すぎて、困らせたよな？」

宮舘「でもな、これから、亮平とか、亮平のお腹の子をみんなに守ってほしいし、これからも仲良くしてほしいんだ。

ラウール「舘さん」

宮舘「ん？」

ラウール「ありがとう。」

宮舘「いいえ。こっちこそ、本当のことを教えてくれて、ありがとう。俺にいくらでも言って良いからな。」

ラウール「理解できるまでは時間がかかると思うし、どう関わったら良いか気まずい、でも、少し心は軽くなった。」

宮舘「うん。」

なんであんなこと言っちゃったんだろって、すごく後悔した。でも、話してよかったとも思える

舘さんなら、きっといいお父さんになれるよ
それに、2人なら幸せな家庭を築けると思う

そう心の中で伝えた。

宮舘「そろそろ戻るね？」

ラウール「はーい」

もう少しゆっくりしてから行こう。

そう思い、空になった缶を捨て、いつかこの時間とカフェオレ奢ってもらったの返そうと心に誓った。

会議室に戻ると、みんなで楽しそうに話していて、その様子をあべちゃんが見守っていた。

そっと隣の椅子に腰を下ろした

まだどう声をかけたらいいかわからないし、心の整理もつかなくて理解はできないかもしれないけど、少しずつ知っていこうと思う。

ふとあべちゃんを見ると、微笑んでくれた。

口に出すことはできなかったけど、心の中でおめでとうと伝えた。