61話 ページ11
A-side
3人で楽しくお喋りをしていると時に、ふと外を見ると日が沈みかけているのが分かった。
そう言えば2人は今日どうするんだろう…？
もし2人ともここにいるなら3人分ご飯を作らなくちゃ。
そう思い2人に今後の予定を確認する。
「俺は明日Aと戻る予定やから、今日はここに泊まる。」
ゾムさんはご飯がいるってことか…って
「え？明日行くんですか？」
思いがけない言葉に驚き目を開く。
確かにゾムさんには連れていくって言われていたけど、戦争が終わったばかりの国にお邪魔するなんて邪魔になるんじゃないだろうか…？
「Aは行きたくない？」
「えっ、あ！違います！…今私が行っても邪魔になるんじゃないかと思って…行っても平気ですか？」
「平気。むしろここに1人で置いてくほうが嫌や。一緒に行こ？」
ゾムさんの言葉が嬉しくて、はいっと返事を返す。
「えっと、俺は今日帰ります。一応お使いみたいな感じなんで。」
ショッピさんはそう言うとすくっと立ち上がる。
「もう日も沈みそうなので帰ります。じゃあゾムさん先戻ってます。」
おー。とショッピさんの言葉にゾムさんは短く返事をする。
扉まで見送りをしようとショッピさんの後をついていく。扉に手をかける前にくるりとショッピさんが向き直り、私を見つめた。
「Aさん。」
「はい？」
「国で待ってます。またお喋りしてください。」
「！、はい！」
じゃあと森の中に消えていったショッピさんの後ろ姿を見つめる。
最初は誤解からショッピさんを傷つけてしまったけど、ちゃんと仲良くなれて良かった。
ショッピさんの姿が完全に見えなくなったのを確認し、静かに扉を閉める。
さぁ、ご飯作ろうかな。と考えているとぎゅっとゾムさんに後ろから抱きしめられる。
「えっ、えっとゾムさん？どうしました？」
「……。なんでもない。」
それきりまた喋らなくなってしまったゾムさん。
村にいた頃はこんな風にはならなかったのに、今日はよく無口になってしまうようで、何かしてしまったのだろうか。と頭の中で考える。
よく考えれば、ショッピさんに誤解を招いたり、魔女だということをあんな形で知られてしまったりなど、たくさん迷惑をかけてしまっていることに気づく。
「ゾムさん…、ごめんなさい。私のせいでお疲れなんですよね？もし疲れているならもう休まれた方がいいと思いま「ちゃう。」
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成瀬 - わあああああああああ！更新嬉しいです！でも更新ゆっくりで大丈夫ですよ!更新されるだけで嬉しいので( ´ω`)これからも頑張ってください!楽しみにしてます！! (2019年8月18日 22時) (
レス) id: 1c8c0eeede (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 更新をとても楽しみにしていました! 私の大好きな推しが幼なじみの設定で、見つけた途端に発狂してしまいました… これからも楽しみにしています! 頑張ってください! (2019年8月18日 2時) (レス) id: ed8d61f0bf (このIDを非表示/違反報告)
リンク(プロフ) - ^黒ω猫^様、そらまめ様》感想ありがとうございます。完全な不定期更新で申し訳ございません。今後も読んで頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: ffa34a5a29 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - すっごく面白く一気に読んでしまいました！ 更新頑張ってください！ (2019年7月22日 14時) (レス) id: 04a77244fd (このIDを非表示/違反報告)
^黒ω猫^ - 面白いですね。魔女系好きになりました！ (2019年6月27日 16時) (レス) id: f1451596cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンク | 作成日時：2019年1月13日 11時
