27話 ページ27
目を閉じていても眩しく感じるくらい晴れ晴れとした天気だった。
身体を起こして軽く伸びをする。
軽く髪などを整え寝室のドアを開ける。
ゾムさんはソファに座って私が起きてくるのを待っている様子だった。
「遅くなってしまってすみません。おはようございます。すぐ準備します。」
「おはよ、大丈夫やで。ゆっくり準備して」
1人の時には帰ってこなかった挨拶が帰ってくることに嬉しくて仕方なかった。
頬が緩んでいる私の顔を見てゾムさんは、「着替えるの手伝ったろうか？」とからかってきたが、大丈夫です！と言い洗面所に逃げた。
洗面所の鏡の前に立って動きやすいような服に着替える。ゾムさんの足を引っ張らないようにしなくちゃ！と頬をぴしりと叩いて自分自身に気合を入れた。
簡単な朝食を作ってゾムさんと食事をする。
んまい。と朝から食欲旺盛なゾムさんをみてクスリと笑い、私もパンにかぶりついた。
ご飯も食べ終わり、食器も片付け終わった時
「じゃあ、そろそろ行こか。」
ゾムさんにそう言われて、はい。とバッグを持った。そこで思い出したのだ、母からもらったペンダントのことを。
「ゾムさん！すみません、ちょっとだけ待っていてください。」
朝も待たせてしまったのに、また待たせてしまうことを謝る。ええよと頭を撫でられ、急いで寝室にペンダントを取りに行く。
いつもは落としたりしたら嫌だという理由で箱の中に入れたままだった。久しぶりに箱から開けると花びらの真ん中にある赤い宝石がキラリと光る母の形見があった。
よかった。汚れてはいないみたいだ。
急いで首につけてリビングに待たせているゾムさんの元に駆け寄った。
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リンク(プロフ) - シケ様 感想ありがとうございます。面白いと感じて頂けて幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。 (2019年1月12日 19時) (
レス) id: 85cd1761d7 (このIDを非表示/違反報告)
リンク(プロフ) - うぃ様 こんにちは。お褒めの言葉ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。 (2019年1月12日 19時) (レス) id: 85cd1761d7 (このIDを非表示/違反報告)
リンク(プロフ) - おじゅん様 初めまして。更新が遅くなってしまい申し訳ございません。たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます。これからも変則的ではありますが更新してまいります。どうぞよろしくお願い致します。 (2019年1月12日 19時) (レス) id: 85cd1761d7 (このIDを非表示/違反報告)
シケ - ちょー面白いです！続き待っております(｡･ω･｡) (2018年10月14日 17時) (レス) id: cfbdc17c2a (このIDを非表示/違反報告)
うぃ - ちわぁっす！おもしろいですね！続き待ってます！ (2018年8月31日 19時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンク | 作成日時：2018年6月18日 16時
