宮舘くんに拾われました

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“ Aside ”



目を開けると、視界に天井がうつる



右手に違和感を感じて目をやれば



ベットの下で座りながら目をつぶってる涼太くん



私の右手は涼太くんの左手と繋がってた



「ん、、」



涼太くんも目を開ける



「怖い夢見なかった？」



その言葉に頷けば、よかった、そう言う涼太くん



『あの、記憶がないんですけど、、』



「ん？あぁ、Aがお風呂で溺れてたんだよ

　洗い物してたら“ 涼太くん！”って聞こえたから

　慌ててお風呂のドア開けたら苦しそうに踠いてて

　抱き上げて、バスタオルに包んだんだけど

　赤ちゃんみたいに泣き出すから背中さすったら

　“ いなくならないで ”ってAが言ったの

　そうかと思ったら意識飛ばしちゃうから

　服着せて、ベットに連れてきた

　離れようとしたら手掴んで離してくれなかったから

　そのまま繋いでおいたよ」




うわ、もう最悪



超大迷惑じゃん、私



涼太くんに助けを求めて、服を着させてもらって



ベットまで運んでくれたなんて



『ごめんなさい、！』



そう謝れば、



「謝んないの、笑

　Aが俺を頼ってくれて嬉しかったよ

　少し心の中覗けた気がする」



そう言ってフワッと頭を撫でられる



やっぱり涼太くんの手はすんなり受け入れられて



なんなら心地がいい



そのまま重たくなった瞼がまた重なって



夢の中に入っていった

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