【刀剣乱舞】伊達の竜、蒼穹を舞え！壱【大倶利伽羅】

＃Dragon Fang...33 ページ35

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で＿＿＿。

私に完敗したのがどうにも悔しかったらしく、伽羅のリクエストによりその後三回ほど、
リベンジマッチを行った。


結果は、大して変わらず...。
と言っても、私の怖さを知ったらしい大人組が、それこそ大人げなく本気を出してきたので、
私を含む年少組がこてんぱにやられる事になった。

やはり、平安の驚きじじいと本丸ママは恐ろしい...。←





「よし！じゃあさっき言った通り、負けた伽羅坊と蒼嬢は罰ゲームだ！ふふん、さて何をしてもらうかな〜？」

『鶴丸、お前絶対狙ってハメただろ...！この際言うが、あの状況で私と伽羅を抜かして貞が上がるなんて、ほとんど不可能だったんだぞ！？それをよくまぁ...！いやしかし、貞が負けなくて良かったけどな！』

「...蒼、ちなみに言うと、恐らく光忠もグルだぞ」

「やだなぁ伽羅ちゃん、酷い事言わないでよ。蒼ちゃんの事怒らせた報復だとか、僕はそんな事考えてないって」

『...だから光忠、顔が笑ってないんだって......』






最後の最後で、一発が出てしまった。

大逆転の貞の一手。

油断していたのは、私も伽羅も同じだったらしい。


［この回で負けた奴には、罰ゲームを追加しよう］という提案は、鶴丸がした。
それにまんまと乗ってしまった私が浅はかだったのだ。


何せ、お題を出すのは"あの"鶴丸なのだ。
＿＿＿何をさせられるか、知ったものではない。





「...う〜ん、ここじゃイマイチ思いつかんなぁ。さてどうするか」

『無理しなくていい！なければないで良いから！』

「その選択だけは有り得んから安心しろ蒼嬢！」

『それが一番安心できないんだよ！！』





腕を組んで首を傾げる鶴丸。
そんなに真面目に考えるなら、その頭をもっと違うことに使ってほしい。

そう思うのは、私以外の三人も同じなようだ。

光忠が苦笑しながら、ゆっくりと立ち上がる。
＿＿＿一つ、大きな伸びをした。





「鶴さんが考える罰ゲームもすごく気になるけど、そろそろ夕飯の準備を始めないとね。
もう夕方近くになるだろう？」

「げっ、そうだすっかり忘れてた！今日は俺も当番だったっけ！？」





鶴丸と熱心に話し込んでいた貞も、焦ったように顔を上げた。

つられて、私も外を見る。

...なるほど確かに、真っ青だった空に赤みが差してきている。
五人してカードゲームに熱中している内に、陽が沈んできたらしかった。





「僕たちは台所にいるから、何かあったらそこに来てね」

「みっちゃんと俺が作る手料理、楽しみにしててくれよな！」





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