ただいま熱愛中 (ページ3)

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何名様のご来店ですか？ページ3

16:00 ランチの時間帯がすぎ客足が減ってきた

シェフはディナーの準備をし、店長は電話予約を承っている。

「なにこのお肉。ちょー美味しいんだけど。ねぇ、山本これどんな肉使ってんのー？」

エプロンを可愛く着こなし綺麗な茶色の髪をゴムで縛っている、見るからに今風女子のおぐちゃんこと小倉加恋。彼女は大学生で近くの大学に通っている。ここのバイトを志願したのも同じ大学の若生君に想いを寄せていてここでバイトをしているのを知ったからだという。

どこから情報入手しているんだ

「山本じゃねー、山下だ。あ、ちょなーにつまみ食いしてんだよばか。その内沢尻さんにばれんぞ。」

「だーいじょうぶ。沢尻さんは私のみ•か•ただもん。うふふ♡」

厨房は彼女の声が響き冷え切った空気が流れていた

これが女の怖さである

カランカラン

「「いらっしゃいませー」」

「あのー、まだランチってやってます？」

おぐちゃんの小悪魔加減に半ば呆れかえっていた頃3人の男性が入ってきた。

(なんだ、この高身長•ハイレベルなルックスの青年達は？！)

「あ、はい大丈夫です...よって...え、なに待って」

(ぎ、ぎゃぁぁぁぁぁあ)

おぐちゃんの奇声がそれはそれは甲高く鳴り響いた

(おぐちゃん、うっさい。イケメンさん達帰ってまうわ。そりゃこんなルックスの3人がこんなチェーン店に入ってあのセクシーボイスで言われたら奇声も発したくなるやろう..けど)

「あ.....あの..も、もしかし、もしかしなくてももしかして

「あはは、ん？あれ？ばれちゃった？」

「あ！あの、あ、、ふ、ファンです！本当にあの、桃李君すっごい好きで仮◯ライダーの時とか本当あの、大好きでママにあんたなんで女の子なのに仮◯ライダーなんて見てるのよってよく言われ••

おぐちゃん、目がバキバキですよ

止まらないおぐちゃんの弾丸トークに3人とも苦笑してる。

コラコラ、こんな可愛い子が必死になって喋っているんだぞ少しは喜べ、色男どもよ

「あ、ごめんなさい。こんな私だけ喋っちゃって、、。あ、せ、席ご案内いたしますね！どうぞどうぞこちらに！」

おぐちゃんが3人を窓際の四人テーブルに案内する