赤のだるまと桃のさくら

#３９ ページ40

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あれから結構な月日が経った。





だるくんは相変わらずだるくんだし



私は相変わらず私らしく生きている。





結構な月日が経ったという事はもっともっと



たくさんの人と関わる機会が増えた訳で。








「え、何か猫カフェの店員とかあるんだ」



＞猫より可愛いやんそんなの通い詰めよ

＞さくちゃん似合いそう

＞おじじも猫カフェの店員だよ確か



「んー…おじじと一緒は遠慮しとこうか違うとこ探そ」



＞おじじどんまい

＞おじじ良いことあるって

＞さくちゃんとおじじは合わねえな








今はGTAというゲームのストリーマー鯖にお邪魔中。





だるくんは聞くところによるとギャングのボスらしい



…いやまぁ、うん、何か予想出来た





私は少し遅れて始めたので仕事探しをしている所だ。



スクーターをのろのろと走らせていると後ろから声がした。








？『そこの赤スクーター！とまりなさーい！』



「えっ、私か？私だなたぶん」



＞いや明らかにさくちゃん

＞赤色のスクーターなんてここには1人なんよww

＞誰だこの警察








大人しく止まると右側にパトカーが遅い速度で近づく。





パトカーから降りてきた人のスキンはチェンバー



え？ゲーム違うキャラ持ってきてない？








「え？チェンバーがGTAでGTAがチェンバーで…？」



＞さくちゃんパニクってます

＞いやチェンバー似すぎて草

＞もう奴しかおらんのよこのスキンは



kamito「あれ！？さくらさん！？！？」



「はいさくらです！！何も悪いことしてないです！！」



kamito「えっ、知ってますごめんなさい！」



＞緊張しがちな2人が出会うとこうなります

＞かみーと似てんなチェンバー

＞パニクりコンビだおもろい








チェンバーのスキンはKamitoさんだった。





valorantのチェンバーがとても上手いkamitoさん



実際に一緒に戦えてないけどCRカップでの活躍は見ていた。





余程のチェンバー好きなんだな








kamito「さくらさんいつから始めたんですか？」



「あ、今日からです！」



kamito「まじすか、今は何を？」



「お仕事したいなーって…え、これ事情聴取ですか？」



kamito「いやまぁ格好つけて言ったらそうっすね」



＞格好つけなければただの雑談である

＞怯えるさくちゃんも可愛ええ

＞ほふく前進すなかみと

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