. ページ2
俺らの声が届いていない様子で携帯を弄る警察
だ「…おーい、聞こえてますぅ？」
ロ「誰っすか、叶さんか〜？」
葛「叶こんな上手くないわ」
ロ「怒られろお前」
呑気に会話を交わす俺たちに見向きもせず車を押収する警察
押収し終えると、ヘルメットをとって俺達と目線を合わせるようにしゃがんだ
透き通った紺青色の瞳に息が止まる
『葛葉、だるまいずごっと、ローレン確保しましたー』
無線を耳に当てながらそう言い放つ彼女は、今までに聞いたことが無いほど透き通った声をしていた
『…え、連行私無理っすよ、バイクで来たんで！』
しばらく会話を交わした後、無線を腰に付け直す彼女
『今から他の警察来るから待ちでーす』
バイク取ってこよ、と立ち上がりながら呟いて自身のバイクを取りに向こうに歩いていく彼女の背中を見つめる
ロ「…え待って待って、え？は？」
葛「あの警察見たことないんだけど」
戸惑った様子の2人とは裏腹に声が出ない自分を認識する
だ「めっちゃかわいくね」
葛「いやまじで、…ボス？」
だ「…かわいい」
ボス！？と手錠が付いているからか、肩で勢いよく押してくる葛葉とローレン
だ「めっちゃかわいい…」
ロ「そうだけども、！！警察っすよ！？」
だ「分かってるよ分かってる…けど」
自身のバイクに乗ってこっちに向かってくる彼女にまた目を奪われる
だ「…」
葛「ボス！？」
ロ「ねぇ待てまじかよ」
また両方からの衝撃が痛いが、そんなのも気にならないのほど彼女に釘付けになっている
俺の事を肩で押してくる2人を目にした警察は、呆れた様子でバイクを止めて向かってきた
『何してるんすかー』
葛「ボス、ボスゥ！！」
ロ「警察さん！！ボスがぁ！！！」
『え、どうしたんですか』
しゃがんで俺を覗き込むその瞳にまた胸が縮まるのを感じる
だ「…き」
『え？』
だ「好きです」
『…は？』
ロ「はい？」
葛「え？」
今思えば
この出会いは
運命だったと思う
￣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 698人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごーすと(プロフ) - miyaanaさん» すみませんがTwitterはやっていません…嬉しいお言葉ありがとうございます！！ (1月1日 23時) (
レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
miyaana(プロフ) - 初めまして、ごーすとさま。初めてごーすとさまの作品を読んだのですがすごく好みの設定でこれからどうなるのか楽しみです☺️それで、質問なのですがごーすとさまはTwitter(X)とかやっておりますか？教えてくださると幸いです🙇 (12月22日 19時) (レス) id: d7f5502d0b (このIDを非表示/違反報告)
ごーすと(プロフ) - 豚の破片さん» やったー！！ありがとうございます！！ (11月21日 22時) (レス) id: 6888762fcd (このIDを非表示/違反報告)
豚の破片(プロフ) - うお〜〜〜〜; ;めちゃくちゃ好きです〜〜〜〜〜; ; (11月19日 23時) (レス) id: 004dda5182 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごーすと | 作成日時：2023年11月19日 12時
