【ハイキュー】無気力男子に愛され中。。【国見英】

ほんとはね、１ ページ45

教室で、いつも通り国見ちゃんのことを考えていたんだけど




「ねね！Aも彼氏と一週間後の夏祭り行くでしょ？？」


『えっ、』





気が付けば、女友達3人に机を囲まれていた





来週夏祭りあるんだ、


行く予定どころか、あることさえ今知った





「私たちと一緒に浴衣選びに行かない？？」


『浴衣…？』


「A絶対似合うって！！化粧とかも教えてあげるからさ！！」







一人の友人がそう言うと、周りの二人もうんうん！と頷く








「私たちもそれぞれ彼氏と夏祭り行くんだけどさ、お互いに協力して、さらにいい女になっちゃおうよっていう話！」







国見ちゃんはお祭りとかだるそうだなとは思ったものの、目の前の友達があまりにもキラキラして見えて、







『いいね、浴衣選びしよ！』






その中に入りたいと思ってしまった






＿＿＿＿＿＿のだけれど、


あれから数日経ち、浴衣選び当日の今、



「国見ちゃんとやらはさ、可愛い系とセクシー系だったらどっちが好きなの！？！？」


『え、？国見ちゃん本人は可愛いよ…』


「は！？」






数時間経っても、私の浴衣だけ決まらなすぎて頭回転しなくなってきた……

会話がもう成り立たない





他の友人3人は数十分で浴衣を決めたというのに、、





『あのさ、もうこれでいいかなって…皆にもお店の人にも申し訳ないし』




先程、鏡の前で合わせたやつを手にしてみるが、





「「「いや、違う」」」


え、



「ねえ！あれはどう？」

「おぉ！それ良さそう！！」

「大人っぽいのいいよねやっぱ」





ずっとこの流れ




どういうのが自分に合うのか分からず、最初から友人に相談してみた結果がこれだ



もう諦めようと思った時、




「ねえ！！これは！？」



今までとは違って、ものすごい自信ありげに友人が持ってきた浴衣を一目見て、





今日初めてとても気に入った




「合わせてみなよ！！！」




そして、また初めてとてもしっくりきたのだ




「いい！！！」


「似合う！！！！！！」


「うん！！！国見ちゃんもイチコロ！！！！！」





皆もやっと満足そうな顔をしている


いつの間にか皆が国見ちゃん呼びしてるのはもういいや





『じゃあ、これ買う！！！！！』




とても長い1日だったけど、


友達のおかげで素敵な浴衣とも出会えたし、




お祭り楽しみになってきた……！









けど、あれ…


私まだ、国見ちゃんと行く約束…してない…よね、

ほんとはね、2→←やらかし17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す