やらかし13 ページ40
Aside
いきなり腕を引っ張られ
外の人気のないところに連れてこられたと思ったら
ガシャン、と音を立ててフェンスに押し付けられた
『……えっと、、国見ちゃん、？』
私の左右はすぐに国見ちゃんが手で塞がれ、逃げる術はない
逸らせないその視線から、彼のいつも気だるそうな目が熱を帯びているのが分かり、
「先輩は誰の彼女なんですか？」
いつもより低い彼の声が身体の芯まで響く
『私は、、国見ちゃんの…んッ…ちょっ…』
バクバクの心臓が口から出てしまいそうだと思った瞬間、国見ちゃんの口でそこは塞がれた
いきなりのキスに恥ずかしくなり、顔を下に逸らしたものの、
「俺の、なんですか？」
顎を上げられ、また目が合う
さっき遮ったのは国見ちゃんなのに、聞こえなかったんですけどとか言ってくる始末
『私は国見ちゃんの彼女だよ…？』
恥ずかしさの余り、きっと涙目になってしまっている
「……ッ」
何故か今度は国見ちゃんに顔を逸らされた
『あの、、ごめん…ね？』
私がその視線を追いながら謝ると
許して欲しいですか？と聞いてくる国見ちゃんの手は私の髪へと移り、指でクルクルと弄られる
もう頭がクラクラしてきた、
『うん、』
至近距離にある彼の目を見たまま、小さくそう呟くと
「じゃあ、」
ガシャン、とフェンスの音が鳴り、
国見ちゃんの手が今度は私の顔の真横へと置かれた
「先輩からキスしてください」
『えっ、！？』
私から、、キス！？！？
戸惑いを隠せずにいる中、国見ちゃんは至って真剣な表情で、
先程から混乱している頭の中でも、それから逃げられないという事実だけは分かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 991人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葛西 - さいっこうでした、、もう言葉で表せないくらい最高でした……！！リクエスト対応して頂き、感謝致します！！しっかり国見ちゃん推しになりました……好きです… (2021年7月28日 19時) (
レス) id: bba043cb21 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - あっ、国見ちゃん好き…盗撮していい？いやもう結婚しようか←黙れクズ 作者さん！更新ガンバレです！ (2021年7月24日 18時) (レス) id: 86830cf76c (このIDを非表示/違反報告)
ルルリィ(プロフ) - すごい好きです。大好きです。もう…国見ちゃん推しじゃないのに惚れそうなんですけどもぉ！！応援してます、更新頑張ってください！！ (2021年7月23日 23時) (レス) id: 17e8f87c07 (このIDを非表示/違反報告)
葛西 - 初めまして！！今、ドキドキしながら番外編楽しませて貰ってます！！！そして、もし可能だったらでいいのですが、お話リクエストで、夢主ちゃんが不器用なところ見てみたいデス〜〜〜！ (2021年7月22日 22時) (レス) id: bba043cb21 (このIDを非表示/違反報告)
Asuka.*･ﾟ .ﾟ･*. - 更新幸せです。。せかんどさんの作品全部読んでます…全部やばいです…セリフとか物語の構成とか(上から目線ですみません(>_<;)これからも更新宜しくお願いします！！！応援してます！！ (2021年7月17日 9時) (レス) id: 66ebe73d03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せかんど | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=suujimatu114
作成日時：2016年3月18日 12時
