139.ラテとコーヒー ページ1
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「寒いですね。」
智「寒いねえ。」
「ココアとか飲みたくなりますね」
智「飲みたいねえ。」
「…って、大野さん！」
智「なあに。」
「さっきからあたしの言葉そのまま繰り返してるだけじゃないですか。」
智「別に？」
「無意識なんですか？」
珍しく大野さんと外回り。
冷たい秋風を感じながら歩いてた。
大野さんと一緒にいると何故か、のほほーんとした気持ちになるから自然と会話もゆったりペース。
それに、大野さんの返答が一文でしか返ってこない。
しかもあたしの言った一文そのまま。
オウムか！ってツッコミいれてもいいかな。
智「じゃあお茶でもしてく？」
「え、いいんですか？」
智「フフッ、たまにはいいんじゃない？」
「やったー。温かいもの飲みたいですね。」
智「だねえ。あそこ入るか。」
大野さんが指差した先にあるのはアンティーク調のカフェ。
全国に置いてある名の知れたカフェ、てとこかな。
ピュゥ、と冷たい風があたし達を刺して思わず身震い。
寒い寒いと言いながら、そのカフェまで2人で走った。
＊「いらっしゃいませ〜」
先にカウンターで注文してから席に座ると言う流れのここのカフェ。
あたし達と同じ考えなのか、スーツを着た人達が結構入ってて、数人並んでた。
すぐに順番が来て、レジカウンターで注文する。
あたしがラテで大野さんが普通にコーヒー。
すぐにアツアツのカップを受け取って空いてる席を探す。
ちょうど窓側の席が空いてたからそこに座った。
会社戻りたくねえ、とか
昼寝してえ、とか
釣り行きてえ、とか
大野さんの文句を笑いながら聞いて、少しだけ休憩。
たまにはこう言うのもいいですね、て言ったら俺が仕事してる時にサボっちゃダメだからね！とか言い出した。
何だかかわいい34歳。
ラテを半分くらい飲んだ時。
新たにお客が入ってきた。
扉が見えるから自然と視線が扉に向いた。
入って来たお客に思わず二度見。
だって入ってきたのは…
「翔さん…」
そしてその隣には、、
「美桜さん…？」
一度だけ会ったことのある方。
大人な雰囲気を持ってるのに、かわいいって印象の強い、、美桜さんだった。
側から見たらカップルにしか見えない2人から目線を外せない。
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ゆかり - ドSのしようちやんも甘いしようちやんもどっちも好きだよ (2016年10月4日 13時) (
レス) id: 82e7161b7d (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 遅くに感想を書いてごめんなさい。だけど読んですぐに感想を書きたいなぁ〜と思ったので書いました。翔ちゃんに誘惑されたいと思いました。私は、甘い翔君もﾄﾞS翔君も大好きなので今度は、甘い翔君を読みます。 (2015年6月26日 1時) (携帯から) (レス) id: 074d8cdebf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - とってもおもしろかったです！いい作品を書いてくださりありがとうございます。 (2015年6月14日 21時) (レス) id: 2e35954660 (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ぴんらいさん» ありがとうございました！期待裏切ってなくて本当によかった…。最後はハッキリ言おうかな、て悩んだんですが…そう言ってもらえてよかったです。その先は妄想にお任せします（笑）本当にありがとうございました。 (2015年5月6日 23時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
桃娘(プロフ) - ｺﾛﾁｬﾝさん» 楽しみだったなんて…光栄です。本当にありがとうございました。ぜひ、新作の方でもよろしくお願いします！いつでも誘惑ダーリンに誘惑されに来てください←（笑） (2015年5月6日 23時) (レス) id: 33bc81f10c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃娘
| 作成日時：2015年4月19日 23時
