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youside


物凄く年月が経った。


私は…もうおばあちゃんです。


もう長くない。後数日間数時間か…


「ねぇ…Broooock。私…Broooockと居て幸せだったわ…」


「そ、そんなこと言わないで!ねぇ今からでもいいから吸血鬼になろうよ!!」


その言葉の回答…わかってるでしょ?Broooock。


その言葉を言われたのは何度目だろうか。私と離れたくないBroooockは私の死が近付くつれこの言葉を言ってきた。


「何度も言ったはずよ…私はこの人生を人間のままで終わりたいって、それに吸血鬼になったら血飲めなくなるでしょ?私の血…私以外の血吸って欲しくなかったからさw我儘でごめんね…」


ゲホゴホ!


咳が止まらない。


あぁもう少しで…この魂が尽きる。


ぽたぽたと落ちる涙。


それは私のものではない。彼のものだ。


「A…大好き。好き…好きだよ。だから居なくならないでよ…」


最後までこんなに愛を注いでくれる人はいないだろう。


「…ごめんね。でも絶対…あ、なたを見つけ…る…から。あなたも…さが、して」


ゴホゲホ!!


「探す!探すから!必ず見つける!だから待ってて!」


それを聞いて安心したのかすぅーっと意識が無くなった。








???side


私は前世の記憶を持っている。


前世私は吸血鬼と夫婦だった。


名前は…Broooock。生まれてからこの日まであの人しか探していない。


告白されても全て断った。私はあの人しか見ていないし、付き合う気は無い。


今日は10月31日の夜。


私が前住んでいたマンションに立ち寄る。


このマンションまだ潰れてないのか…新しくリニューアルされてるみたいでとても綺麗だ。


「…お待たせ。A」


あーあ。遅いよ。


「遅いよ…遅すぎるよ…ポロポロ」


前とは違う姿でも貴方は見つけてくれた。


なんて幸せなんだろう。


パチンっと指パッチンが鳴った。


その瞬間2人?の姿がきらきら光って消えていった。

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作者名:闇夜 | 作成日時:2022年11月26日 4時

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