今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:3,058 hit
小｜中｜大
夜 ページ6
youside
なんで？
どうして？
どうして気付いたの？
「Aってさ…僕のこと…好き？いや…聞き方を変えるね…僕のこと好きでしょ？」
へ？え？な、なんで？なんで？
そんな悟られる素振りなんてしてないのに…
正直とても動揺してる。だって気付かれるなんて思っていなかったから。
この気持ちは墓場に持っていくつもりだった。どうせ叶わないものだから。
「僕はね…Aの事…好きだよ？」
それは私の血の事でしょ？私自身なんて見てない癖に…
「…嘘つき。Broooockの嘘つき!!」
目の辺りが熱い…ポロポロと出てくるそれは涙だといえるだろう。
あーあ。私殺されるんだろうなぁ…血だけ搾り取られて。
短かったなぁ…この人生…
後ろから温度を感じた。
後ろから手が回ってきて、包み込むように抱き締められてる。
「A…僕本当にAのこと好きなの。嘘だなんて…言わないで…好き。A好き…」
身長が高い彼は私の肩に顔を埋めてる。
肩が少し濡れてるように感じたから…泣いているのだろう。
私…バカだな。こんな愛されてるのに…
私Broooockの気持ちを否定しちゃった。
嘘だと決めつけて…Broooockの気持ちを考えてなかった。
謝らなきゃ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：闇夜 | 作成日時：2022年11月26日 4時
