Memory＊予知にも似た何か＊ ページ50
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ヴァリアー城最上階、Aの部屋にて。
コツコツと指先で机を叩いていたAはふと考えが纏まったのか紙に文字を連ねる。
紙に書かれているのはベルの戦闘法についての企画。
頭の中で考えていたことが混ざらないように紙に書き示すことにしたのだ。
「…やはり、ナイフに合わせるのはワイヤーが一番ですね。
オリジナルナイフの持ち手に小さな穴でも空けます？」
「そうだなぁ…」
話を振られたスクアーロは様々な種類が並べられたナイフの中から一つを手にとった。
ベルのためにとAが作らせたオリジナルナイフ。
まだ試作段階のためこれはプラスチックだが、Aがいうには重量感は実物と同じになるように作らせたらしい。
おかげでプラスチックなのにずっしりとした鉄の重さ。
流石ヴァリアークオリティ。
「あいつは身軽だから…軽量型のがいいかもなぁ。
折れやすくはなるが、まぁ問題ねぇだろぉ」
「ですね」
あの日、Aが見たベルの戦術はヒョイヒョイと周りを移動し、隙を見てナイフを放つというものだった。
本格的にナイフを得物にするなら、常に数十本と服に忍ばせる必要がある。
その状態であの軽快な動きをするためにはナイフを軽量化しつつベル本人を鍛えるしかない。
そこまで考えて、ふとスクアーロは疑問を口にした。
「A、お前はいつになったら自分の銃を持つんだぁ？
今もまだセンセーの銃を借りてんだろぉ？」
「えぇまぁ…でも、先生も快く貸してくださいますし…
そんなすぐには必要な「あるわ！」…ですよねぇ」
いつまでたっても自分の銃を手配しようとしないA。
そのわりにはベルのナイフを用意するのは早かった。
つまり、用意できないのではなくて故意に用意していない。
Aは困ったように笑いながらその理由を答える。
「持ちたくない、というのも勿論理由の一つですが…
私の炎に耐えられる銃が中々ないんですよ」
「…あー…」
「…でも、近々何かが起きる気がします。
私専用の銃が見付かる、きっかけが…」
憤怒の炎という莫大な破壊力を受けてもなお、その形を維持していられるような…
まるで、母から譲り受けたこのルビーのリングのように唯一無二となる銃が。
見付かるような、そんな気がするのだ。
「…まぁ、ただの勘ですけどね」
気にしないでください、と笑ったAは再び紙と格闘し始める。
その姿を見たスクアーロは微妙な顔をして手に持ったままのナイフを見つめた。
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丸川雅也 - ヴァリアー大好きやー！特にフランとベルが好きや♪( ´▽｀)これからも頑張りやー！応援しとるで〜(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月29日 18時) (
レス) id: a88a1cf72d (このIDを非表示/違反報告)
黄色い華(プロフ) - 夢主さんの怪しい可愛さが好きです！ 更新頑張って下さい、応援しています！ (2015年2月7日 23時) (レス) id: a60929f203 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - ベルの扱い方ェ．．．ｗｗしかもスクがボスコンｗｗｗｗｗ←(笑いすぎ注意)あ、更新待ってますー頑張ってくださーい、あのオチアンケのやつ(顔文字)みたらなぜか…なぜか笑っちゃいましたー… (2015年2月7日 15時) (レス) id: 8100f6f65c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ベル可愛い♪♪ 続きが気になります！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: c905f00d5e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - ヴァリアー、とっても好きです。なかでもスクアーロ好きです！再新がんばってください。待ってます！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: c03c618686 (このIDを非表示/違反報告)
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