Memory＊衝撃の事実＊ ページ45
ちょっと書き方変えてみます。
どちらの方が読み易いか教えていただけると幸いです。
.
「ボス！やっと見つけたわ〜！」
「ご無事ですか、ボス！」
バタバタと慌ただしい足音が近付いてくる音に気付いたAはその音が聞こえる方へと振り向いた。
まだ距離はあるが何とか見える緑と黒。
どうやら、スクアーロを説得している間に二人が任務から帰ってきたらしい。
「おや…姉様にレヴィ。おかえりなさい」
ニコリ、と微笑みながら声をかけると、近くまで駆けてきた彼らは安堵したように息を吐いた。
スクアーロもそうだが、ヴァリアーのか幹部は皆Aを第一に考えている。
Aが悲鳴をあげようものなら、例え眠っていてもすぐに駆け付けるだろう。
それをAが自覚しているかは謎だが。
「部屋にいないから探したのよ〜？
…あら？この子、誰かしら？」
「まさか侵入者！？ボス、お怪我は…！」
「大丈夫ですよ」
戦闘体制にはいろうとするレヴィを片手で制し、Aはベルの背を押して二人の前に出す。
ベルは高身長二人を前にして先程以上にカッチンコッチンにかたまっているが、Aがそんなことを気にするわけがない。
「色々あってヴァリアーに入れることにしたんです。
実力はあるので仲良くしてやってくださいね」
「また急な新入りね」
「だって急に来たんですもん。
…あれ？どうしたんですか？ベル」
身を固くして二人を見上げていたはずのベルが目をまんまるにしてAを見つめている。
何かおかしなことを言っただろうか、と首を傾げるが、特に何も思い付かない。
ベルは暫く口をパクパクさせていたが、時間が経つにつれて落ち着いていたのかゆっくりと口を開いた。
「………ボス？」
「はい」
「………………………本当に、ボスなの…？」
「はい、そうですよ」
「Σえぇえぇぇぇぇ！？」
ニコニコ、満面の笑みで告げられた言葉にベルが絶叫する。
…そういえば、面倒だからとまだ言ってなかったことを思い出した。
落ち着いてから説明しようと思ってわざと訂正しなかったのだが…
まさか、それが仇になろうとは。
「改めまして…私がヴァリアーのボス、Aです。
よろしくお願いしますね、ベルフェゴール王子？」
まぁ、どうせ告げることになるのだから大差ない。
取り敢えず二人に紹介する方が先だ。
そう判断したAは改めて名乗り直しつつ、ポカン、と己を見詰めるベルに微笑んだ。
.
Memory＊世界は甘くない＊→←Memory＊ボスコンプレックス＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 476人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸川雅也 - ヴァリアー大好きやー！特にフランとベルが好きや♪( ´▽｀)これからも頑張りやー！応援しとるで〜(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月29日 18時) (
レス) id: a88a1cf72d (このIDを非表示/違反報告)
黄色い華(プロフ) - 夢主さんの怪しい可愛さが好きです！ 更新頑張って下さい、応援しています！ (2015年2月7日 23時) (レス) id: a60929f203 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - ベルの扱い方ェ．．．ｗｗしかもスクがボスコンｗｗｗｗｗ←(笑いすぎ注意)あ、更新待ってますー頑張ってくださーい、あのオチアンケのやつ(顔文字)みたらなぜか…なぜか笑っちゃいましたー… (2015年2月7日 15時) (レス) id: 8100f6f65c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ベル可愛い♪♪ 続きが気になります！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: c905f00d5e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - ヴァリアー、とっても好きです。なかでもスクアーロ好きです！再新がんばってください。待ってます！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: c03c618686 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
