Memory＊ある種のスパルタ＊ ページ23
※ここでの『』は日本語です
.
「う"おぉい！A！
急にいなくなったから探しただろうがぁ！」
「スクアーロ…」
ルッスーリアと二人で廊下を歩いていたとき、
向かい側からスクアーロが歩いてきた。
チラリ、とルッスーリアに視線を向けると
彼は大丈夫よ、と微笑む。
『…姉様と少し話をしていたのですよ。
あぁそうだ、君に伝えたいことがあったのです』
「…へ？え、A…？」
Aが異国の言葉で話したことに戸惑うスクアーロ。
悪いとは想うのだが…これが一番効果的だ。
彼がテストに受かるようになるための試練。
これも彼のためなのだから心を鬼にするしかない。
『レヴィが来ると同時にテストを行います。
彼は勿論、君と姉様、私も受けるテストです』
「新入りがテストを受けるときに皆も受けるの。
そのために貴方には日本語をマスターしてもらうわ」
Aの言葉を的確に、かつ分かりやすく訳した
ルッスーリアはスクアーロに向かって
ふふ、と勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
『君がちゃんと日本語を覚えるまで、
私は日本語でしか話さないことにしました』
「ボス、貴方が日本語をマスターするまで日本語でしか
話さないらしいわ。まぁ、私は別にいいけどねん♪」
あえて、彼の神経を逆なでするように言葉を紡ぐ。
短気なスクアーロのことだからこう言われたら
何がなんでも期限までに仕上げると、そう思って。
『期限はテストまでの一週間…
受からなかったら消し灰ですからね』
「一週間で仕上げないと消し灰にしちゃうらしいわ。
さぁボス、家具の手配を手伝ってちょうだい♪」
『分かりました。行きましょう、姉様』
ゴウ、とスクアーロから純粋な殺意を向けられた
ルッスーリアに促されてAは足を進める。
背後でブツブツと呪詛のようなものが聞こえたのは
気のせいだ…そんなもの聞こえていないはずだ。
「本当に大丈夫ですかね…」
「大丈夫よ〜♪ボスへの愛が本物ならね」
「…不安です」
Aへの愛、というところが特に。
彼なら一週間徹夜で勉強に明け暮れそうだから。
彼のためとはいえ体を壊されては元も子もない。
時々は様子を見に行った方がよさそうだ、と
Aとルッスーリアは顔を見合わせて苦笑した。
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丸川雅也 - ヴァリアー大好きやー！特にフランとベルが好きや♪( ´▽｀)これからも頑張りやー！応援しとるで〜(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年2月29日 18時) (
レス) id: a88a1cf72d (このIDを非表示/違反報告)
黄色い華(プロフ) - 夢主さんの怪しい可愛さが好きです！ 更新頑張って下さい、応援しています！ (2015年2月7日 23時) (レス) id: a60929f203 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - ベルの扱い方ェ．．．ｗｗしかもスクがボスコンｗｗｗｗｗ←(笑いすぎ注意)あ、更新待ってますー頑張ってくださーい、あのオチアンケのやつ(顔文字)みたらなぜか…なぜか笑っちゃいましたー… (2015年2月7日 15時) (レス) id: 8100f6f65c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ベル可愛い♪♪ 続きが気になります！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: c905f00d5e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - ヴァリアー、とっても好きです。なかでもスクアーロ好きです！再新がんばってください。待ってます！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: c03c618686 (このIDを非表示/違反報告)
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