ツンギレ３０８回目！！ ページ8
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雲雀とモモが出ていき、用がなくなった
Aは黒曜に帰ろうと踵を返し、
唖然と固まる綱吉に視線を向けた。
「おい、アンタも早く出てけよ。
帰ってきた恭弥に咬み殺されても知らねぇぞ」
上手くいけば仲良くなって帰ってくるが、
おそらく不機嫌になってくるだろう。
そうなった雲雀は手当たり次第に咬み殺す。
「あ、あの…あの女の子って…」
「あ？」
そういえば先程もモモのことを気にしていた。
てっきり知り合いだと思っていたが、
まだ会ったことがなかったのだろうか。
「あいつは…ほら、いつもアンタの周りを
ウロチョロしてるうるせぇ女、いるだろ？」
「ハルのこと？」
「あー…多分そんな感じの名前だったな。
そいつの妹なんだとよ。三浦モモ、一年だ」
「えぇ!？ハルの妹ぉ!？」
本当なら姉と同じく緑中に通うはずだったが、
雲雀に惚れて並中に通うことにしたらしい。
バカらしいが、その行動力は姉譲りなのか…
「なっ、何でハルの妹と一緒にいたの…？」
「…あいつ、恭弥に惚れたけど本人と話す勇気が
ないから助けてくれって黒曜まで来たんだよ」
自分で言うのもなんだが、Aは雲雀を
手懐けたとして彼以上に恐れられている。
そんなAに話しかける勇気があるのなら
雲雀にも話しかけられるんじゃないか。
そう言ったら怒られた。乙女心は複雑らしい。
「ふざけてんのかと思ったが、まぁ…
恭弥は俺以外と仲良くしようとしねぇだろ？」
「あー…うん」
「だから、あいつが傍にいるようになったら…
恭弥も少しは変わるんじゃねぇかとも思った」
Aだっていつまでも傍にいるわけじゃない。
幼い頃のように引き剥がされることもあるし、
Aから姿を眩ませることだってあるだろう。
そうなったとき、心が壊れないように。
「A…」
「ククッ…今言ったこと、恭弥には言うなよ」
Aはそう言って窓から出ていった。
…勿論、門から外に出た直後に
誤解が解けた綱吉にハートを飛ばされながら
タックルされたのは言うまでもない。
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(Aーっ!！)
(っ…飛び付くなアホ)
(ねぇねぇ、モモちゃんと二人で
空き教室にいたよね？何やってたの？)
(あぁ…告白の練習だと。笑ったら
顔真っ赤にして怒って…更に笑えたわ)
(そうだったんだ…それで…
A、疑ってごめんね…)
(は？何が？)
(俺、Aのこと好き！だぁいすきっ♡)
(………知ってる)
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こあら - 主人公可愛いよめっちゃ可愛いツンデレとかもう神でしょ!! (2014年12月23日 14時) (
レス) id: 5b9aed9482 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 刹來くん可愛い(＞∀＜) これからも頑張って下さい！ (2014年11月16日 18時) (レス) id: bd08c15949 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ハクさん» 読者様が夢主のイラストくれまして、テンション上がったので←次はその頃のツナと十年後夢主のお話考え中です♪ (2014年11月7日 22時) (レス) id: bf303e5bbe (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 久しぶりにツンギレくん開いて見たら更新されていたので凄く嬉しかったです！！10年後のツナと夢主の会話が面白く、特にツンデレを自覚していないところとかwwこれからも頑張ってください！！ (2014年11月7日 0時) (レス) id: 1717915240 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス - 最初から読みました！とても面白かったです(^∀^)更新頑張ってください！応援してます (2014年10月17日 21時) (レス) id: 4cd2955c29 (このIDを非表示/違反報告)
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