ツンギレ３４８回目！！ ページ48
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ボフンッ！！
再び視界を多い尽くした桃色の煙。
触れあっていた温もりが消えていることから
ここが十年前だということは分かった。
Aは煙の中から一歩外に足を踏み出す。
「ったく…よくもやってくれたなァ？」
「A！」
Aの姿を見たとたん飛び付いてきた綱吉を
今度は倒れることなく受け止めた。
何故か、何となくそうなると予想できた。
Aはそんな自分に秘かに溜め息を付く。
「はぁ…十年後の俺と何話したんだ？」
「んーとね…頑張れって言われた！」
「…そっか」
どうやら似たようなことを話したらしい。
自分のことだから変なことは言ってないだろうが…
そればっかりは見てないから分からない。
自分で自分を見るなんて不可能だろう。
「Aは何話したの？」
「…似たようなこと？」
「何で疑問系なの？」
「さぁな」
短く答えたAは綱吉の体を剥がし、
遠ざけてからゆっくり立ち上がる。
思いの外疲れたから帰ろうすると、
何故か慌てた綱吉に呼び止められた。
「A！何か用があったんじゃないの…？
や、やっぱり怒ってる…？」
「は？」
綱吉の言葉にAは？を浮かべる。
別に大して用があったわけではないし
用があると言った覚えもないのだが…
一体何からそう判断したのだろうか。
「…用がなきゃ来ちゃダメなのか？」
「へっ？」
扉のドアノブに手をかけて。
いつでも外に出れる体制になってから。
Aは綱吉に背を向けたまま囁く。
「俺さ、愛とか恋とか興味ねぇし…
よく分かんねぇんだけど、でも、アンタのことは…
────────────────…好き、かも」
小さな声でそっと囁かれたその言葉。
Aは綱吉の反応を見る前に部屋を出ていき、
綱吉はただ呆然と扉の閉まる音を聴いていた。
(…………………えぇえぇぇえぇぇぇ！？！？
好きって言った！？Aが俺のこと好きって言ったぁ！？)
(…何とんでもねぇこと言ってんだよ俺！
いや、嘘を言ったつもりはない…じゃなくて！)
((明日からどんな顔して会えばいいのか分かんない…！///))
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こあら - 主人公可愛いよめっちゃ可愛いツンデレとかもう神でしょ!! (2014年12月23日 14時) (
レス) id: 5b9aed9482 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 刹來くん可愛い(＞∀＜) これからも頑張って下さい！ (2014年11月16日 18時) (レス) id: bd08c15949 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ハクさん» 読者様が夢主のイラストくれまして、テンション上がったので←次はその頃のツナと十年後夢主のお話考え中です♪ (2014年11月7日 22時) (レス) id: bf303e5bbe (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 久しぶりにツンギレくん開いて見たら更新されていたので凄く嬉しかったです！！10年後のツナと夢主の会話が面白く、特にツンデレを自覚していないところとかwwこれからも頑張ってください！！ (2014年11月7日 0時) (レス) id: 1717915240 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス - 最初から読みました！とても面白かったです(^∀^)更新頑張ってください！応援してます (2014年10月17日 21時) (レス) id: 4cd2955c29 (このIDを非表示/違反報告)
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